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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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ぐったりと動かない少女に、それでも男は手を緩めない。
増加する羽音、馬車を護るように円を組んで、勇者同士を隣にせずに構える。

「この洞窟狭いから、派手な呪文が使えないのよね。あぁ、面倒! 武器を大きく振り回す事も邪魔になるし、危ないし。・・・あー、もぉ、ホント面倒っ!」

※DES本編第四章中盤よりー

髪を乾かしながら、上機嫌でマビルは鏡を見つめている。
シャワーを浴びて気分も爽快、そして決まってこの後は美味しい食事と豪華なプレゼントが用意されているはずだから、思わず笑みが零れてしまうのだ。
バスローブを羽織って、ベッドに座っている男のもとへと、軽く飛び跳ね気味で近寄る。

「ねぇねぇ、今日は何食べれるの? 何買ってくれるの?」

ぽふん、とベッドに転がって、男の膝の上に頭を乗せて笑った。
男の手が、ぎこちなく動く。
マビルは眉を顰め、軽く唇を噛み瞳を細めて男を見る。
ぎこちなく髪を撫でてくる手が、鬱陶しく感じ、跳ね除けたいのを我慢して再度訊いた。

「ねぇ、今日は何食べるの? 何貰えるの?」

男が、儚げに笑ったのでマビルは瞳を軽く開き、唇を尖らせた。
ゆっくり、男の声が絞り出される。

「もう、お金がないんだ真昼」

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