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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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呆れて溜息しか出なかった、けれども、羨ましかった。
ガーベラは微かに苦笑いを見せると、小さく溜息を吐きつつ語る。

「ほんっと、似てるわよね二人って」
「似てるって? 誰と誰が?」
「だから、アサギとトランシス」
「そ?」

きょとんとして、トランシスは首を傾げる、腕を組んで深く考え込んだ。

「お互いの事を話す時とかそっくり。テンション超高いし、言うこと一緒。常に一緒に居る恋人同士って似てくるものなのかしらね」

毛先を指に巻きつけながら、ガーベラはアサギを思い出して小さく笑う。
そう、二人から惚気を聞かされているガーベラだからこそ、二人が似ている、と思えた。

「うん、まぁオレとアサギは、超仲良しらぶらぶカップルだから。似てて当然? だってアサギ可愛いだろー、超好き。見てると苛めたくなるよね、泣きそうになる顔がまたイイんだよね」
「や、そんなことはアサギ言わないけど・・・」
「思いっきり突き放しても、必死でついてくる姿がまたイイんだ。だから、更に酷いことしちゃうんだよねー、だって可愛いんだもん。人前でキスすると、パニクって暴れるのも可愛いしさ。夜も色々と可愛いから、ついつい」
「・・・アサギは12歳よ」

まぁ、確かに私も12歳なら店に出て娼婦としてやってたけど、とガーベラは頭で付け加える。
これ以上聞いても、またただの惚気だろう、ガーベラは長々とアサギについて語りだしたトランシスの口元を両手で塞いだ。
不服そうに顔を顰めるトランシス。

「いいわよ、トランシスとアサギがお互いの事をとっても好きなのは解ってるから」
「オレにはさ、アサギが必要なんだよね。居ないと生きていけないんだ、多分」

不意に真面目な顔つきでトランシスが何処か遠くを見て、呟く。

「アサギに居なくなられると、ホント困る。多分オレの正気が保てない」
「大丈夫よ、アサギは何処にも行かないから」
「・・・なら、いいけど」

居なくなるなら、縛り付けて殺す気だけどね。
ガーベラに聞こえない声量で、トランシスは呟いた。

※実はこの台詞、本編でも何度かトランシスは言うのです。
ガーベラとかトビィとかに。
でも、肝心のアサギには言った事がなかったのでしたー。
ので、二人は一緒に居られないのでしたー。
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たまこ 2014/07/22(Tue)23:27:55 編集
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