別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。
いい加減整理したい。
※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。
絶対転載・保存等禁止です。
宜しくお願い致します。
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トランシス
トランシス
何故こうも打っているのに変換しないんだ、このパソコンヽ(`Д´)ノ
トランシス
何故こうも打っているのに変換しないんだ、このパソコンヽ(`Д´)ノ
アサギが後方の男達も気にしていたので、月白がそう名を教えてくれた。一人一人の顔を見つめると、恥ずかしそうに顔を背ける者もいたが、大体は沈んだまま反応を示さない。
近寄ってみると、月白が一歩後退した。釣られて皆も後退する。首を傾げて手を伸ばすアサギから逃れるように、月白が身を翻すと皆も真似をした。
戦乙女様に失礼だ、と周囲から叱咤の声が上がるが、月白達は一定の距離を保ったまま、やはり顔色暗く沈んだままである。
アサギは瞳を閉じると、意識を集中する。目の前に情景が広がった。
保育園が見える、”つきみや保育園”というらしいその場所で、先程日本に送り届けた女性が忙しなく働いていた。
そんな彼女を見つめる人影が……。
「あっ! そういう、ことですか」
アサギは手を叩くと有無を言わさず月白達に触れていく、触れる度に痺れが身体中を駆け巡った。痛くはない、寧ろ心地よい。快適に目覚めた朝のように、脳内が鮮明になった気がした。
口元に笑みを浮かべ、嬉しそうに大きく頷いたアサギは怯えているようにしか見えない月白達に耳打ちをする。
「うららさんに会えないことが、辛く悲しいのですね」
反応した月白達は驚愕の眼でようやく見つめる、神妙な顔つきで頷くとアサギは一人一人の手を取り、甲を撫でた。まるでまじないでもするように円を描いて優しく指先で撫でる、くすぐったそうに身をよじる者もいた。
「彼女の、願いがもし」
彼女の願いが、もし『帰りたい』ではないのならば。
「その願いを叶えなければなりません、それが理、真実の物語、正しき運命」
瞳を開くと、日本で項垂れているうららの姿が視えた。気づけば溜息を深く吐いている、明らかに後悔している顔つきの彼女。
「彼女の願いが”貴方達と共に居たい”であるならば」
アサギの身体が発光する、淡い緑色の光が身体から水蒸気のように揺らめいて、空へと舞い上がる。
「彼女がそれを願うならば、貴方達は彼女と共に。……運命の恋人よ、どなたが彼女に寄り添うのかまだ私には分かりませんが、それが理。貴方達も彼女と共に居ることを望むのであれば、その願いは叶うでしょう」
アサギの背後に、月白達の知らない風景が映っていた。見慣れない衣服を来て、不思議な四角く平たいものを皆手に持ち、慌ただしく動いている人間達。背の高い建造物の真下で狭苦しく生きている、皆その映像に釘付けになった。
「これが、うららさんが暮らしている場所です。地球の日本という場所です」
つきみや保育園が映った、入口から侵入し、迷うことなく一つの部屋を目指す。園長室、と書いてある札がドアにかけられていた。ドアをすり抜けて部屋の内部へと視点が映ると、そこにいたのは。
「私、だ」
唖然と、映し出されている男を見て月白が呟く。衣服は違うが、月白と瓜二つの男が机に向かって書類に目を通していた。
皆、映像と月白を交互に見比べ、一体何が起こっているのか理解できずに、沈黙を守り続ける。
すると、映像が一気に動いた。風のように保育園を飛び出し、高速で動き回る。不慣れな光景に気分が悪くなり口元を抑える者もいたが、興味本位で必死に映像に食らいつくものが多数だ。
「わ、ワシだ! 変な格好をしておる!」
京紫は高層ビルの中でパソコンを叩きデスクワークに没頭している、メガネをかけており、目が疲れたのか外すと眉間を摘んで目薬をさした。
「ひ、ひいいいいい気味が悪い!」
花緑青も蒲公英も、深緋も、朽葉も瓜二つの人物が映し出される。「これは一体?」絞り出した月白に、アサギは語りだした。
「貴方達です、うららさんと同じ時代の、同じ場所に今生きている貴方達で間違いありません」
意味が分からなかった、皆、硬直する。
「……どう説明すれば良いのでしょう、ええと」
転がっていた弓矢を手にすると、アサギは地面に横一本の線を長く引く。左に縦線を入れ、右にも縦線を入れると左を指した。
「この線が今です、この場所です」
皆、とりあえず頷く。
「この線は、未来です。うららさんがいる場所は未来です」
右の線を指し、アサギがそう言うと皆は一斉に頭を抱えた。話を続ける。
「未来で、どうやら一部の方々は日本に生れ変っているようです。先程視えた映像は、未来の貴方達です。当然、今の記憶などありません。なので、うららさんのことを、憶えていません。……ですが、恐らく出逢えば思い出します。今、この場所で生きる貴方達はもう、うららさんに会うことはないでしょう。ですが、会いたいと願い続けたからこそ、奇跡が起きました。こことは違う場所で、巡り会えます。きっと」
優しい声色のアサギだが、皆落ち着かない。
困惑しているが必死に考えをまとめたらしくぽつり、と水の雫が地面に落ちるように「未来の自分が、うららに出逢う?」月白がそう呟いた。大体理解したようだ「今はもう、うららに会えない?」朽葉がそう続けた。
「……来世で、逢いましょう。運命の恋人は何処かで必ず繋がるのです」
「未来より、今が欲しい」
近寄ってみると、月白が一歩後退した。釣られて皆も後退する。首を傾げて手を伸ばすアサギから逃れるように、月白が身を翻すと皆も真似をした。
戦乙女様に失礼だ、と周囲から叱咤の声が上がるが、月白達は一定の距離を保ったまま、やはり顔色暗く沈んだままである。
アサギは瞳を閉じると、意識を集中する。目の前に情景が広がった。
保育園が見える、”つきみや保育園”というらしいその場所で、先程日本に送り届けた女性が忙しなく働いていた。
そんな彼女を見つめる人影が……。
「あっ! そういう、ことですか」
アサギは手を叩くと有無を言わさず月白達に触れていく、触れる度に痺れが身体中を駆け巡った。痛くはない、寧ろ心地よい。快適に目覚めた朝のように、脳内が鮮明になった気がした。
口元に笑みを浮かべ、嬉しそうに大きく頷いたアサギは怯えているようにしか見えない月白達に耳打ちをする。
「うららさんに会えないことが、辛く悲しいのですね」
反応した月白達は驚愕の眼でようやく見つめる、神妙な顔つきで頷くとアサギは一人一人の手を取り、甲を撫でた。まるでまじないでもするように円を描いて優しく指先で撫でる、くすぐったそうに身をよじる者もいた。
「彼女の、願いがもし」
彼女の願いが、もし『帰りたい』ではないのならば。
「その願いを叶えなければなりません、それが理、真実の物語、正しき運命」
瞳を開くと、日本で項垂れているうららの姿が視えた。気づけば溜息を深く吐いている、明らかに後悔している顔つきの彼女。
「彼女の願いが”貴方達と共に居たい”であるならば」
アサギの身体が発光する、淡い緑色の光が身体から水蒸気のように揺らめいて、空へと舞い上がる。
「彼女がそれを願うならば、貴方達は彼女と共に。……運命の恋人よ、どなたが彼女に寄り添うのかまだ私には分かりませんが、それが理。貴方達も彼女と共に居ることを望むのであれば、その願いは叶うでしょう」
アサギの背後に、月白達の知らない風景が映っていた。見慣れない衣服を来て、不思議な四角く平たいものを皆手に持ち、慌ただしく動いている人間達。背の高い建造物の真下で狭苦しく生きている、皆その映像に釘付けになった。
「これが、うららさんが暮らしている場所です。地球の日本という場所です」
つきみや保育園が映った、入口から侵入し、迷うことなく一つの部屋を目指す。園長室、と書いてある札がドアにかけられていた。ドアをすり抜けて部屋の内部へと視点が映ると、そこにいたのは。
「私、だ」
唖然と、映し出されている男を見て月白が呟く。衣服は違うが、月白と瓜二つの男が机に向かって書類に目を通していた。
皆、映像と月白を交互に見比べ、一体何が起こっているのか理解できずに、沈黙を守り続ける。
すると、映像が一気に動いた。風のように保育園を飛び出し、高速で動き回る。不慣れな光景に気分が悪くなり口元を抑える者もいたが、興味本位で必死に映像に食らいつくものが多数だ。
「わ、ワシだ! 変な格好をしておる!」
京紫は高層ビルの中でパソコンを叩きデスクワークに没頭している、メガネをかけており、目が疲れたのか外すと眉間を摘んで目薬をさした。
「ひ、ひいいいいい気味が悪い!」
花緑青も蒲公英も、深緋も、朽葉も瓜二つの人物が映し出される。「これは一体?」絞り出した月白に、アサギは語りだした。
「貴方達です、うららさんと同じ時代の、同じ場所に今生きている貴方達で間違いありません」
意味が分からなかった、皆、硬直する。
「……どう説明すれば良いのでしょう、ええと」
転がっていた弓矢を手にすると、アサギは地面に横一本の線を長く引く。左に縦線を入れ、右にも縦線を入れると左を指した。
「この線が今です、この場所です」
皆、とりあえず頷く。
「この線は、未来です。うららさんがいる場所は未来です」
右の線を指し、アサギがそう言うと皆は一斉に頭を抱えた。話を続ける。
「未来で、どうやら一部の方々は日本に生れ変っているようです。先程視えた映像は、未来の貴方達です。当然、今の記憶などありません。なので、うららさんのことを、憶えていません。……ですが、恐らく出逢えば思い出します。今、この場所で生きる貴方達はもう、うららさんに会うことはないでしょう。ですが、会いたいと願い続けたからこそ、奇跡が起きました。こことは違う場所で、巡り会えます。きっと」
優しい声色のアサギだが、皆落ち着かない。
困惑しているが必死に考えをまとめたらしくぽつり、と水の雫が地面に落ちるように「未来の自分が、うららに出逢う?」月白がそう呟いた。大体理解したようだ「今はもう、うららに会えない?」朽葉がそう続けた。
「……来世で、逢いましょう。運命の恋人は何処かで必ず繋がるのです」
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