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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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130316_162533.jpg最終回です(’’)
ぃえーあ!

アサギは上手く描けたと思うわけですよ。
どうだろうか。
背景は、諦めたよ!

あと、ミラボーも頑張って描きました。
蛙より楽でした。


「貴様ァッ!」
 
 喰われたアサギを救う為に、直様飛び出したのはトビィだった。クレシダとデズデモーナと共に突き進む、絶叫に近い咆哮と共に剣を振るうが、ミラボーには届かなかった。風が強すぎて、進む事が出来ないのだ。
 脳が軋む、身体が引き千切られる。一旦距離をとる為に、トビィは離れたが皮膚は切れじんわりと出血している。
 ハイが光の魔法を詠唱するが、ミラボーには全く効果がなかった。

『光の魔法を得意とする勇者を取り込んだのじゃぁ、効く訳なかろうがぁぁぁぁっ』

 リュウと幻獣達も参戦した、が、誰もミラボーには一太刀入れることすら出来ない。アーサー、ナスカ、エーアが火炎の魔法を全力で詠唱したが、全く効果がないのだ。
 ミラボーには、剣も魔法も届かなかった。防御の風は、刃にもなる。風が身体を圧迫する、骨が折れるほどの衝撃だった。
 トモハルの剣が光り輝く、勇者達の剣が呼応する。それでも、ミラボーに光は届かない。
 口内の血を吐き捨て、トビィも果敢に挑むが何度やっても同じ事だった。攻撃は、届かない。
 笑い転げているミラボーの前に、皆はなす統べなくただ、迫り来る風に地面に転がる事しか出来なかった。
 ミラボーの勝ち誇った高笑いが、魔界を埋め尽くす。轟く音に避難していた魔族達も青褪めた。
 1人、浮遊しミラボーを見ていたマビルも肩で大きく息をすると逃げようと身体を反転させる。首だけ向けて、そこを見ていた。
 アサギが喰われる瞬間を見ていた、食らった途端にミラボーの魔力が飛躍した事も判明した。
 馬鹿なのだろうか、目の前の膨れ上がった強大な敵に挑むアサギの仲間達を面白くなさそうに見ていた。
 膨大な光を纏った、茶色い髪の少年が気になったがそれだけである。這い蹲りながら果敢に挑む人間達を見ていた、能力の差が歴然としているのに何故逃げないのだろう。報われない努力など、意味がないのに。
 それでも、マビルは解った。喰われたアサギの為に死に物狂いで戦っていることが。

「おねーちゃんは、みんなに護られているんだね。……死んだけどさ」

 無意識の内に、震える声で呟く。例えば自分が危険な目に合った場合、誰か来てくれるだろうか。マビルはそう思ったが救助に来る者などいないと思い直し、唇を噛み締める。自分の存在自体が知られていないのだから、来るわけがない。兄のアイセルは死んでしまった、弟のトーマならば来てくれるかもしれないが常に傍にいるわけではない。
 いいな、唇がそう動く。
 ミノルが泣きながら、必死に剣を振り下ろしている。面倒そうにミラボー身体を向けると、瞬間ミノルの身体が吹き飛ばされ地面に叩きつけられた。絶叫する、恐らく全身の骨が砕けただろう。
 残っている者など、数えるだけとなった。魔王ハイ、魔王リュウと教育係のバジル、そしてトビィにクレシダ、デズデモーナ。勇者達は、ミノルを最後に皆動かない。地面にうつ伏せだったり、仰向けに倒れている仲間達が転がっている。風圧でその身体は、徐々に押されていった。息があるのか、最早死んでいるのか。

『われこそがぁぁぁぁ、魔王、いや、神なりぃぃぃぃ! 宇宙全ての惑星を掌握し、全てのモノに絶望おぉぉぉぉお!』

 あんなものを放置しておけば、全てが破壊されてしまうだけだとリュウは思った。ハイもそう思ったが、どうすることも出来ない。ただ、目の前で喰われたアサギが脳裏から焼きついて離れず、血走った目で2人の魔王はミラボーに挑む事しか出来なかった。
 アサギを喰らう事で、何故ミラボーの魔力が飛躍したのか。そんなことを思案している余裕など誰にもなかった。
 向かってくるハイとリュウに嘲り笑うと、餞だとばかりに口から粘着滴る長い舌を伸ばし二人の身体を思い切り打つ。弾き飛ばされ、2人の魔王は瓦礫に埋もれた。

「アサギ、返事をしろ、アサギ!」

 クレシダに乗ったトビィの声、怪訝にミラボーはそちらを向く。まだ、生きていたのは普通の人間だった。魔王ではなく、人間のドラゴンナイト。手にしている剣が気になったが、自分の敵ではないと判断しミラボーは伸びていた舌を仕舞いながら振る。意志があるように自在に空中で動き回る舌を、クレシダが紙一重で避けた。しかし、想像以上に速い。
 避けられないと察したクレシダは、トビィを放り出した。クレシダの身体が舌に貫かれ、地面に叩きつけられる。
 トビィは吼えながら、落下する勢いでミラボーに剣を突き立てた。

『ぬるいわ、人間』

 微妙に掠ったが、致命傷にはならない。そのままトビィは肋骨に激痛を感じながら、クレシダの隣に叩きつけられる。口から血を吐き出し、それでも尚、立ち向かうべく身体を小刻みに動かした。
 アサギ、アサギ。
 声が出ない口から、愛しい娘の名を呼び続けたトビィは、いつしか瞳を閉じていた。
 生ぬるい不気味な風が、周囲に漂う。ただそこには、下卑た笑い声を上げているだけの生命が、居た。
 流石に身の危険を感じた為、マビルも離れることにした。この場に居たところで得など何もないだろう。
 途端、マビルの全身に鳥肌がたつ。血が一気に逆流するかのように、ざわめく身体と爆発しそうな胸の鼓動。
 マビルは、首が軋むほどに思い切り振り返った。戦慄した、知らず身体が痙攣する、喉の奥から悲鳴が上がる。

『にゅ?』

 ミラボーの口から、妙な声が漏れた。瞳なのか皮膚の模様なのか解らないものが、一斉に1つの箇所を見つめる。口なのか、腹なのか、背中なのか身体のどの部位なのか解らないその場所に、すぅー、っと綺麗に線が入る。
 中から、細く美しい指が出てきた。粘液を滴らせているが、人間の指だ。斬れた皮膚から、新緑の髪の娘が顔を出す。しなやかな小柄な身体は、そのままゆっくりとミラボーの体内から外へと出た。ぽたり、ぽたりと粘膜が宙から零れ落ちる。ミラボーを見ることはなく、大きな瞳は何度か瞬きを繰り返していたが何処を見ているのか虚無の瞳。
 何かを思案するように、微動だしなかったその美しいモノ。
 豊かな新緑色の柔らかく艶やかな髪に、大きな瞳は美しい深緑色。軽く頬を桃色に染めて、熟れたさくらんぼの様な唇を持つ。ただ、表情がない。ぞっとするような美しさだった。マビルは大きく震えた。
 離れているが、途轍もない魔力の持ち主だということは解った。ミラボーを凌駕する、全く別次元の存在だと解っていた。あれは、アサギだ。雰囲気が別人のようだが、アサギだとマビルは直感する。
 あの姿なら理解が出来た、あれは間違いなく”魔界の女王として君臨すべき者”。

「……おねーちゃん……?」

 思わず、口にしたマビル。聴こえたのかそうでないのか、アサギは宙を舞う。ミラボーに攻撃をするのかと思えば、マビルの検討違いな場所へと移動していた。
 魔界イヴァンの中心にあった、美しきマリアナ湖。今は魔族達の死体やら木々の破片が浮かんでいるが、その湖にアサギは落下する。波打った水面が、静かになった。
 美しい緑の髪を揺らめかせ、水中から浮上したアサギは滴を滴らせ再び宙を舞うとミラボーの前に浮遊する。
 マビルは、目を逸らせずに見ていた。美しすぎる双子であるらしい驚異的なアサギを見ていた。視線を外す事が出来なかったのだ、産まれて初めて自分よりも秀逸なものを見た気がした。
 引き裂かれた体内から飛び出してきた目の前のアサギに、ミラボーは身体中の瞳らしきものを瞬きしてその姿を捕らえる。笑うことすらなく浮遊しているアサギを見て、ようやく奇声を発した。何を言っているのか解らない。

「現時点で。私しかそなたを戻す事が出来ない、本来ならば間違っているのだろうが……方法がこれしかなかった」

 アサギがようやく言葉を発した。巨大な口を動かし、言葉にならない言葉をミラボーが発する。

『おまえ、おまえぇぇぇぇ! アサギではなぃな、なにものだあぁぁぁあおとなしく、くわれてぇいろぉ』
「”アサギ”だよ、”アサギ”ではないかもしれないが、”アサギ”なのだ。……多分」

 眉1つ動かさずにそう告げるアサギに、ミラボーは舌を突き出した。全身を震わし、再び体内に収める為に捕らえようとする。が、風に揺れる木の葉の様に静かな動作でアサギは全てそれを回避した。

「ミラボー。間違ってしまったのだ、井戸から抜け出し、光溢れる世界でそなたが欲したものはエルフの血液などではなかったのに。甘い香りに惹かれた、それはそなたが花々が恋しかった為。……色彩溢れる花畑こそ、そなたが欲した場所だった。捜す途中で、偶然口にしてしまった甘美な血液に魅了され、狂ってエルフを欲してしまった。
 可哀想に、宇宙など掌握しても何もそこにはないよ」

 初めて、ミラボーの身体が停止した。

『ぃど? 井戸井戸井戸井戸井戸ぃどぉ! おおおおおぉまえは、ななななにぃを、知っているうぅぅぅう! おまぇは、だぁれだぁぁぁぁあああああ。われはぁ、宇宙に君臨し、惑星すべておぉぉぉ』

 アサギの手中に、光の粒子が集まっていた。すらりと伸びる、美しい純白の鞭を握ると、一振りする。
 鞭はそのまま、細くて長い槍に変化した。

『なにものだぁぁぁあああ、なぜ、なぜ、なぁぜぇぇえええ』
「知っている、過去も未来も、私は恐らく”知っている”。 どう足掻こうとも、もう未来はすでに決まっている。運命の歯車が終焉を告げるまで、滑稽に足掻いている者を……観ている。ただ、それだけ」
『なあああぁぁおおぉぉぉぉ』
「答えてやりたいのだが、”観客”がいるので出来ない。すまないな、”後程、話そう”。アサギが待っているから、もう御行き。美しき深紅の宝石を持ちし、惑星チュザーレに生命を賜ったミラボー。そなたを送り届けよう、そなたに”アサギの”加護を。そなたがそなた自身を取り戻す姿を、私は観ていたい。
 古の、光を。
 遠き遠き、懐かしき場所から。
 今、この場所へ。
 暖かな、光を分け与えたまえ。
 回帰せよ、命。
 柔らかで暖かな光は、ココに。
 全身全霊をかけて、召喚するは膨大な光の破片」

 ミラボーの身体を、アサギの手にしていた槍が貫通した。空中で何度も何度もその槍で貫かれたミラボーの身体が、徐々に小さくなっていく。
 何度も貫かれていたが、ミラボーは痛みを感じなかった。槍が動くたびに、深紅の花が零れ落ちる。発光する美しい花が、何個も何個も槍から溢れ出た。ふわりと、花が香る。そうして槍は溶け込むように空中に消えていった。

『……綺麗だ、なぁ。なんて、優しい香りだろう』

 小さくなったミラボーは、風に飛ばされた一枚の葉の様に、ひらひらと地面へと舞い戻った。アサギはそっと、ミラボーを両手で受け止める。そこに居たのは、アサギの掌いっぱいの、蛙。
 頭部に深紅の石がついている、蛙だった。蛙は、大人しくそのまま掌で小さく呼吸を繰り返す。
 アサギはそっと、深紅の石を優しく撫でた。気持ち良さそうに、軽く瞳を開いた蛙はアサギを見つめる。
 物言いたそうに口を開きかけたが、何も言葉は出てこなかった。
 やがて静かに息を引き取ったミラボーを、再度アサギは優しく撫でる。風が、アサギの周囲に舞っていた。
 アサギは、ミラボーを抱いたまま歩いた。何時の間にやら落ちていた、アレクから受け取った短剣を拾い上げる。草すら生えていない大地を見つめると、唇を動かす。

「おいで、セントラヴァーズ」

 アサギの手首が光り、手にしていたのはただのスコップだ。ミラボーをそっと地面に下ろすと、小さな穴を掘る。そこにミラボーを入れて、土を被せた。唇を動かすと、地中から草花が生えてくる。小さく可憐な花々が、ミラボーの墓だ。
 その隣に、アサギは短剣を置いた。地中に触れて唇を動かすと棘を纏った蔓が生え、そこを護るように囲い始めた。瞳を閉じ念じ続ければ、蔓から赤色の花が咲き始める。

「おやすみなさい、ミラボー様。……暫しお別れです、アレク様、ロシファ様。運命の恋人達」

 花の甘い香りが、広がっていった。 空を見上げる、四方を見つめてアサギは困惑気味に名前を呼んだ。

「マビル。……すぐに、迎えに行きます。待ってて、必ずそこから出してあげるから」

 空は快晴、淡い水色が何処までも広がっていた。雲ひとつない、穏やかな空だった。

―――アサギ様、アサギ様、声を聴いて、聴いて。諦めないで、諦めないで。諦めたらそこで、運命に流される。どうか、どうか、聴いて、聴いて。夢を夢で終わらせないで、貴女自身を信じて、信じて。負けないで、負けないで―――

 荒れ果てた魔界。攻防を繰り返し、焼かれ薙ぎ倒された木々の下から、緑の芽が息を吹き返す。徐々に徐々に成長する草木達、暗い森の中新緑の髪の娘が走っていた。地中に触れているのか触れていないのか、通った場所に花が咲き乱れる。娘は、空を仰いでいるアサギの姿を見つけると物言いたげに口を開く。肩に止まった小鳥を撫で、足元に寄り添ったウサギを抱き上げ、歌うように揺れる木の葉と共にアサギを見つめていた。
 瞳を閉じ、詠唱を始めたアサギに、娘も合わせて唇を動かす。もう1人、もう2人、身に纏う衣装は違えどもアサギに瓜二つの娘らは、同じ様に唇を動かした。
「古の、光を。遠き遠き、懐かしき場所から。今、この場所へ。暖かな、光を分け与えたまえ。回帰せよ、命。
 柔らかで暖かな光は、ココに。全身全霊をかけて、召喚するは膨大な光の破片」
 幾重にも重なった、同じ声。魔界イヴァンを、見えない何かが覆い尽くす。
 降り積もる、温かい空気。植物や動物達が顔を上げた。傷つき倒れていた魔族達が、小さく呻いて起き上がる。避難し震えていた魔族達が、恐る恐る空を見上げた。
 やがて、トビィが軽く頭を振って起き上がった。つきん、と胸が痛んだが一瞬顔を顰めただけだ。別に身体に異常はなかった、直様アサギの名を呼ぶ。
 アサギはその声に振り返ると髪をかき上げた、大きな瞳は漆黒、柔らかな髪は鴉の濡羽色。

「トビィ、お兄様」
「アサギ! 無事、だったのか、アサギだよな!?」
「です」

 柔らかく微笑んだアサギに無我夢中で駆け寄ったトビィは、力一杯抱き締めた。くすぐったそうに笑っているアサギの髪を撫で、震えながら夢中で抱え込む。
 やがて、ハイが起き上がった、リュウが起き上がった、ミノルが、トモハルが、全員が起き上がるとアサギに駆け寄った。傷など、誰も負っていない。確かに衣服は破れてはいたのだが、無傷だった。

「……アサギ、一体何が」

 腑に落ちないとばかりにアーサーが口を開くと、申し訳なさそうにアサギが口を開く。そっと手首を差し出すと、そこにあるのはセントラヴァーズという名の武器。

「これは、自在に武器を出現させられるという非常に便利な武器なのです。ミラボー様に何度攻撃をしても効いてなさそうだったので、内側から攻撃したくて。それで、自分の身を防御壁で護りながら食べられた振りをして、中で攻撃をしていました。……助けるのが遅れてしまって、ごめんなさい」

 感嘆の声を上げた者は数名いたのだが、アーサーとトビィは首を傾げた。ハイとリュウも顔を見合わせた。
 違和感を感じた、今のアサギの言葉に。
 だが不思議そうに微笑むアサギを観て、それ以上何も言う事が出来ず口を噤む。
 たった、1人であの魔王ミラボーを倒し、皆の傷を治してしまったらしいアサギ。
 ……それが、勇者なのだろうか。他の異界から召喚された友人の勇者達は、選ばれた剣を扱うことしか出来ないというのに。アサギだけが、特異過ぎる。

「リュウ様、ね、私は無事だったでしょう?」

 ゆっくりと微笑み、リュウに向き直ったアサギは悪戯っぽく舌を出す。一瞬口篭ったリュウだが、頭をかきながら大きく頷いた。

「そうだぐーな、アサギは無事だったぐー。……ありがとう」
「これで、皆さんと一緒に故郷の惑星に還ることが出来ますね」
「勇者アサギ。契約を交わそう、私の名はスタイン=エシェゾー。呼べばいつでも、助けに行くよ」

 リュウがそっと、アサギの頭を撫でる。と、ハイが割って入った。こめかみをひくつかせ、リュウを忌々しく睨む。

「迷惑かけた分際で、アサギに取り入るとは何事だ。アサギ、大丈夫だ。私が傍に居よう」
「何を言っているぐ、私は最初からアサギの事を気に入っていたんだぐ。色ボケ神官に言われる筋合いはないぐ」
「誰が色ボケ神官だ、やかましい」
「……安心しろ、アサギの隣にはオレがいれば十分だ。他にはいらない」

 トビィの一声に、ハイとリュウが睨みを利かせた。憮然とした態度で、トビィはアサギを更に強く抱き寄せる。
 バジルが頭を抱えて、その様子を観ていた。中心にいる、アサギを見つめると、瞳を細める。

「不思議な少女だ、勇者というものはこういうものなのだろうか。彼女の周辺だけ、何かが違う」
「勇者って、なんだろうね。どちらかというと」

 ヘリオトロープが、顎を擦る。バジルが横目でそれを見ていたが、それ以上口を開かなかった。

「魔王は、滅ぼしたと言う事で良いのだろうか」
「でもさ。……破壊の姫君がまだだから、それを調査しないと」
「そうよね、どちらかというとそっちのほうが不安よね。……一難去って、また一難」

 ライアン、マダーニ、アリナが神妙に頷いた。ミシアが後方で軽く口角を上げる。

「一応、魔王ミラボーという脅威は去ったので。よしと、しましょうか」
「これで暫くは安心かな、復興に力を注ぐ事が出来るね」

 アーサーの言葉にココが大きく頷く、皆もほっと胸を撫で下ろした。

「ムーン」
「解っているわ、サマルト。憎しみではいけないのでしょう、納得がいかないけれど、私は魔王ハイ、いえ、神官ハイの今後を見てどうするのか判断するわ。私が見て、駄目だと思ったら全力で討ち取ります」

 アサギと戯れているハイを、ムーンは見つめていた。以前よりも、心は穏やかだった。憎い仇の筈なのに、観ていると自分達となんら変わりがない青年にしか見えなかった。

「さて。普通魔王を倒した勇者は、そろそろ地球へ戻れると思うんだけどな」
「何も起こらないね」

 トモハルがそう言うと、隣でケンイチが頷く。その手を、そっとユキが握り締めていた。それに気付いたダイキが首を傾げる、視線を追ってトモハルがすっとんきょうな声を上げていた。

「あれ、ケンイチとユキって何、付き合ってるの」
「ぅえ!? あ、いや、これは、その」

 慌てふためくケンイチだったが、不安そうに視線を合わせてきたユキに観念し、赤面しながら頷いた。トモハルが口笛を吹き、ダイキが瞳を丸くする。ミノルが唖然と、ケンイチを眺めた。
 その様子は広がっていき、マダーニが囃し立てて来る。皆に冷やかされ、泣きそうなケンイチと何処となく嬉しそうなユキだった。
 トモハルは寂しそうに微笑むと、空を見上げる。何故か無性に、泣きたくなって手を伸ばした。

「おかしいなぁ、会えると、思ったんだけどな」

 知らず、言葉を溢していた。そんな騒ぎにアサギが首を傾げた、トビィの腕を擦り抜けて、友達の勇者に近づいていく。駆け足で寄り添うと、抱きついてきたユキを、そっと抱き締め返した。
 ようやく安心して涙を溢したアサギに、思わず勇者も涙ぐむ。ユキも大声で泣いていた、ミノルが鼻をすする。
 そっとユキから離れたアサギは、ミノルに近寄った。口篭り、視線を泳がせるミノルに手を差し出したアサギはゆっくりと微笑んでいた。

「あの、一緒に来てくれてありがとう。ミノルが来てくれなかったら、きっと駄目だったよ」

 いや、いなくても問題はなかったな。……トビィがそう呟いた、ハイもリュウも頷いた。

「ま、まあな。た、たまには人助けもいいよな。お、、おま、おまえこそ、無事でよかったな」
「うん、ありがとう。ミノルが武器を取りに行って渡してくれたからだよ」

 いや、実際に武器を投げたのは俺なんだけど。……トモハルが突っ込みを入れた。
 アサギが見つめてくるので、照れくさくなったミノルは思わず俯く。が、耳に衝撃が走った。

「あの、好きです」
「そうか、よかった、はあああああああああああああああああああっ」

 ミノルの絶叫が響き渡り、トビィ、ハイ、リュウが大きく瞳を見開く。ユキが歓声を上げ、トモハルが唖然と2人を見比べた。ダイキが気落ちし、ケンイチが興奮気味にユキの手を強く握る。

「こ、こういう時くらいしか言えないと思うので。えっと、好きでした」
「はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 硬直し、喉から叫び声しか出ないミノルは赤面してアサギを見つめていた。

「アサギ、趣味が悪いぐ。まだ私や百歩譲ってハイのほうがマシだぐ」
「初めて意見があったな、同感」
「うむ、右に同じく」

 項垂れるトビィ達、アサギは小首傾げて叫び続けているミノルを見ている。まさか、告白されるとは思っていなかったミノルだ。人生初の告白、それも、人気者の意中の美少女からだ。
 全ての運を使い果たした気がした、叫び声しか出てこなかった。
 響き渡るミノルの叫び声、咳払いがそれを破る。最初は皆気がつかなかったが何度も繰り返されたので、ようやく咳込んでいる人物に視線を移した。
 濃紺の長髪、額に金のサークルを装着した男が立っている。左右に、純白の羽を広げている女性を連れて。
 誰だか解らない、突如として、立っていた。
 皆は顰めきあった、誰だこいつ、と。その様子に軽くショックを受けたのだろう、男は背を丸くした。情けないとばかりに左右の女性は首を振り、一歩進んで声を発する。

「勇者達よ、功績を讃えましょう。神であるクレロ様よりお言葉があります」

 その場に居た全員が、流石に静まり返った。が、再び顰めきあう。疑念の視線を、クレロに向けた。
 今更出てこられても、今まで何をやっていたんだ、と。
 クレロは気落ちしているのだろうか、青褪めると俯いたままその場に座り込んでしまう。舌打ちし、片方の女性がクレロの衣服を強引に掴むと立たせた。何か耳元で囁く、嫌そうに首を振るクレロだが、その長い耳を捕まれて悲鳴を上げながら情けない声を発したのだ。

「異界の幼き勇者達よ、よくぞ魔王を倒してくれた……というより恐怖を払ってくれた。敬意を表するよ」
「何だお前、神なら最初から助けに来いよ」

 悲鳴を上げていたミノルが我に返り、正論を吐き捨てた。大きく頷く一同にクレロは数歩後退したが、お付きの女性に叱咤されて数歩前に出る。哀しそうに、首を横に振るとミノルに視線を投げかけた。

「神、と言っても。今私が君と戦ったとしたら、負けるのは私なのだ。神は、強くなどない。ただ、この惑星の状況を見ることしか出来ないのだよ。私よりも、余程このマグワートとソレルのほうが強いな。私は回復魔法と回復魔法と、回復魔法しか扱う事が出来ないんだ」
「回復魔法しか扱えないじゃねーか」

 素早く突っ込みを入れるミノルに、苦手だとばかりクレロは顔を引き攣らせた。
 本当にこの情けない気弱な男が神なのだろうか、皆が疑う。確かに弱そうだが一見不思議な雰囲気を放っていた。耳は細長く、身につけている装飾品が高価な宝石ばかり、布地とて地上では見たことがないような光を放っている。

「見ていることしか、出来なくて申し訳なかったな。せめて武器の保管をしていたらば、直ぐにでも届けることが出来たのだが……」

 ひょっとして、古来の人々もこの威厳のない神が心配で武器を人間が預かることにしたのではないか、と皆思った。実際は違うのだが、そう思えても不思議ではない。
 それで今更何用だと、皆は白けた視線を送り続けた。

「それぞれの進むべき場所へと、送り届けに来たのだ。ご苦労だった」
「あ、それなら少し神らしい」

 素早く突っ込みを入れたミノルに、引き攣った笑みを浮かべるクレロは1人ずつ顔を確認していく。

「それくらいならば私にも出来るのだ」
「いえ、実際はクレロ様のお力ではなくて、天界にある城の一角から飛べるだけですけれどもね」
「それを言ったら身も蓋もないだろう。……さぁ、皆よ。愛しき地上の者達よ、我天界へ」

 急に偉そうになったな。ミノルの呟きに一同が一斉に頷いた。
 光の階段が目の前に現れる、皆は招かれたので階段を上った。クレシダとデズデモーナはその場に残り、オフィーリアと合流することにする。トビィに軽く頭を下げて、2体は飛び立った。
 皆の姿が消え、魔界から出発した人間界行きの船が海を漂う。アーサーやライアン達が乗って来た船は、皆が戻ってこないので諦めて引き返していた。しかし、絶望はなかった。皆は生きている気がしていた。
 最後に階段を上るのはアサギだった、振り返り髪を揺らす。深く頭を下げた、美しい魔界に戻るようにと願いを篭めて顔を上げる。ミラボーの墓と、アレク、ロシファの墓を見つめた。
 トビィとミノルの声に、アサギは名残惜しそうにその場を離れて階段を上る。
 階段はアサギのすぐ後ろからゆっくりと消えていった、誰しも、その階段を見ることはもう出来ない。
 やがて駆けつけたナスタチュームにサーラ、オークスは瓦礫が散乱している魔界を、唖然と見下ろした。

「ど、どうなったのでしょう。一体これは」

 城が崩壊していた、あちらこちらに倒れた木々が散乱しているのだが、何故か地面からは花々が咲き誇っている。湖は澄み切っており、ところどころから魔族達が顔を出していた。降り立ち、アレクを捜すナスタチューム。
 混乱気味に額を押さえ、ナスタチューム達は説明が出来る魔族を捜した。
 勇者は何処へ行ったのか、アレクは、そして他の魔王は。

 天界に招かれた一同は、階段を上りきると広間に出る。ぽっかりと空いていた床は、アサギが脚を踏み入れた途端に消えて、何の変哲もない床になっていた。そこから細い廊下へと出ると、純白の羽を広げ槍を手にしている天界人が頭を下げて出迎えてくれる。
 やがて、厳重な扉を警備していた天界人が開き、中の個室へと入った。全員入れば窮屈な空間だった、先程名を呼ばれたソレル、マグワートは外で待機している。
 その室内には、大きな水鏡が1つ。床から1メートルの高さの位置に、不思議な素材で出来た入れ物が浮いており水が並々と入っていた。

「この中に入れば、行きたい場所へと辿り着けるよ。さぁ、誰から行こうか」

 皆は顔を見合わせた。世界を救ってくれた勇者達を見送りたかったので、穏やかに微笑み勇者達を前に出す。クレロは静かに頷いて、水鏡に手を浸した。一瞬淡く光った水鏡に満足そうに微笑むと、手を差し伸べる。

「地球、という惑星の日本、という場所だな。ご苦労だった」
「あのさ。剣とかどうすればいいわけ? 持って帰っていいの?」
「それは困るな、預かろう。後程、各々のあるべき場所へ返しておくよ」
「なんだぁ……」

 気に入っていたのか、ミノルは渋々剣を差し出した。皆が名残惜しそうに武器を床に置いていく、アサギもセントラヴァーズを外し、そっと一番上に置いた。

「ところでさ、今どうなってんの? 時間って、ここへ来た時のまま?」
「は? 何を言っているんだ、現在進行形だよ」

 ミノルの素朴な疑問に返ってきた、クレロの率直な言葉。勇者達は一斉に悲鳴を上げた。

「げ、現在進行形!? はぁっ、時間止まっていないとか、冗談だろ!?」
「時間を止められるわけがないだろう、私が出来ることは回復魔法と回復魔法と回復魔法だと先程告げたではないか」
「こいつ殺したいいいいいいぃ」

 不思議そうにクレロは首を傾げ、水鏡の水と掬い上げると宙へと軽く投げる。水は薄い膜となって、宙に漂っていた。そこに映されたのは懐かしい小学校だった。勇者達は悲鳴を上げる、泡を吹く勢いだった。
 報道陣が押し寄せている、ミステリーサークル出没地域、など垂れ幕まで校庭に突き刺さっている。学校周辺ではインタビューを受けている近所のおじさんおばさんが、そこかしらで見受けられた。

「え、え、俺達行方不明になってるわけ……?」

 日本人だけではない、外国からも報道陣が来ているようだった。世界規模の大事件である。
 この状況で帰宅しろと言われても、どうしろというのだろう。勇者達は、帰りたくなくなってしまった。
 根掘り葉掘り行方不明期間の事を訊かれるだろう、実験台に連れ去られてしまうかもしれない。それこそ、外国の某施設に。

「あ、あの、クレロ様」
「どうかしたかね、我惑星の優秀な勇者アサギ」

 耐え切れず口を開いたアサギは、クレロの前に進み出た。そのアサギ見つめ、思わずクレロが跪く。驚いたアサギが困りますとばかりに狼狽したが、クレロは神妙な顔つきで静かに立ち上がるとアサギを瞳を細めて見た。

「あの。……時間を戻す事は出来なくても。記憶を消すことは出来たりしませんか? 私達がいなくなってしまった、というみんなの記憶を消すことを、どうにかお願いしたいのですが」 

 アサギの言葉にクレロは思案していたが、深く考え込む。成程、と呟いたトモハルはクレロの言葉を待った。確かにそれならば、どうにかなりそうだ。

「で、出来ればあの妙な垂れ幕とかも撤去して欲しいです。海外の方々も元に戻して欲しいですけど……」
「ふーむぅ。出来るかなぁ、やったことなど、ないしなぁ」

 何処までも駄目な神に、勇者達は落胆する。こうなってくると、いよいよ地球に戻る事が困難になってきた。
 クレロは渋々、水鏡を覗き込む。何分かそうしていたが、思い立ったように扉から外へと声をかけた。暫くして、扉から何やら届けられたものが。頷き、クレロはそれを受け取ると水鏡に流し込んだ。

「記憶を消す薬だ、今それを、地球上に雨として降らせている。上手く行くだろう、多分」
「多分って何」

 地球に、雨が降る。全ての地区に、雨が降った。砂漠にも、北極にも雨が降った。一斉に雨が降り、気象庁が混乱する。雨雲など何処にもないのに、雨が降り出したのだから。しかも、全世界一斉に、だ。すぐにその雨は止んだが、その雨の件で地球上は沸いた。恐る恐る勇者達は日本を覗き見てみる。
 小学校の一角、雨が止み報道陣は何やら不思議そうな顔で話をしていた。やがて散っていく姿に勇者達が胸を撫で下ろす、成功したのだろう。疑わしいが。
 クレロが促すので、勇者達は顔を見合わせた。行かねばならない、役目は終わったのだ。
 ……終わっていないのだが、本当は。

「アサギ。……大丈夫だ、直ぐに会える」
「そう、ですよね。トビィお兄様、また、お会いできますよね」
「あぁ。オレはアサギの傍に何時もいる、必ず傍に居て護り続けるから」

 仏頂面のミノルの目の前で、トビィはそっとアサギを抱き締めた。リュウとハイがそっとアサギの手を取る、恭しく、甲に口づける。ミノルが歯軋りをしたが、最後だからと必死にトモハルが押し留めた。

「アサギ、有り難う。そなたに会えて、よかった。これから私はどうなるのか解らないが、罪を償えるように努力する」
「アサギ、有り難うだぐ。会えてよかったぐ、本当は遊びに来て欲しいんだぐ。……サンテを待つから」

 アサギは嬉しそうに微笑んだ、次から次へとアサギの元へ、そして幼い勇者の元へ仲間達が駆け寄った。感謝の言葉を伝える、皆が始終笑顔である。
 勇者達は、照れくさそうに笑った。辛かったが、最早良い思い出だ。そして少し、この世界に未練があった。正直なところ、今はまだ、居てもよかったのだ。

「有り難う、幼い勇者達!」

 ケンイチとユキが、水鏡に飛び込む。ダイキが軽く手を振って、飛び込んだ。ミノルとトモハルが、静かに入る。唇を噛み締め、トモハルは泣きそうになりながら飛び込んでいた。未練があったからだ。

「アサギ」
「トビィお兄様……いつも、ありがとうございました!」
「ございました、じゃないだろうアサギ。”ありがとうございます”だ、また会えるから」
「そう、ですよね。なら、”ありがとうございます”また、です」
「そうだな、また、な。オレのアサギ」

 アサギの手を握り、哀しく微笑んで指に口付けたトビィは、そっとその手を放した。涙を溢しながら、アサギは仲間達を見つめる。泣きながら微笑んでいる皆に元気よく手を振ると、アサギは水鏡に飛び込んでいた。

「またね、さようならです! ありがとう、ございましたっ」

 アサギの髪が、消えていく。名を呼び、水鏡を覗き込んだトビィは溜息を溢した。微かに身体が震えている。

「……では、次はそなたらか。順次各々の惑星へ届けよう。クレオに住まいし者達は、好きな場所へと送り届けよう」

 仲間達は、大きく頷いた。それぞれの路へ、進む時が来たのだ。
 リュウは自分の惑星へ、幻獣星へと戻る。そして、王に直様即位するだろう。
 ハイ、ムーン、サマルトは共に惑星ハンニバルへと戻った。帰還した2人に、絶望しかなかった人間達は歓喜する。同時に2人が連れてきた男を見て不思議そうに皆首を傾げた。高貴な神官が、立っていた。
 魔王ハイの姿を、誰一人として知らなかったのだ。ムーンは、幽閉されていた神官だと説明した。
 驚いたハイにぶっきらぼうにムーンは告げた、自分の住んでいた場所に戻り、本来すべき事を成し遂げなさい、と。万が一、途中で放棄するならば即刻処刑しますとだけ告げると、震える背中を向けてハイから遠退く。
 ハイは、高貴なムーンに深く頭を下げそっと涙を溢した。
 復興が始まる、生き残ったムーンとサマルトは先頭に立ち没頭する事になった。
 静まり返った場所で、ハイは1人きり、それでも掃除をしながら自給自足の生活を始める。神官に戻るのだ。
 アーサー達はエーアを連れて帰還した、大歓声が巻き起こる。全ての魔王は取り払われたと説明し、直様宴が開かれた。そうして、復興が始まる。
 最後にクレオの住人達は、どうすべきかを思案した。他の惑星と違い、まだ疑問が残っているからだ。

「神よ、教えて欲しい。旅の途中で”破壊の姫君”という者を崇める邪教に出くわした。あれは一体」
「……調査、している。正直に話そうか、実は魔王よりも厄介だ」
「それは知ってるっつーの」

 アリナの突っ込みにクレロが不機嫌そうに顔を歪ませ、床に置いてある勇者の武器を見つめた。視線を追って、皆も見つめる。トビィが、喉の奥で笑った。不敵に微笑むと上等だとばかりに、マントを翻す。

「つまり、また勇者が必要になるんだろ? 言った筈だ、オレはアサギと離れない、と」

 残された惑星クレオの住人達は天界で、硬直する。勇者が居た時とは違い、無表情になり冷徹な雰囲気を漂わせ始めた神であるクレロに、背筋が凍った。ただ、トビィだけが愉快そうに笑っている。
 異界から召喚された幼き勇者達は、確かに魔王を倒した。……果たして、それだけで良いのだろうか。良いわけがなかった。
 床に置かれた勇者の武器が、各々淡く光り始める。持ち主を、求めて。
 

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