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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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atogaki.JPGあとがきは書いてあるのよ(ぉい)

 昔、あるところに絵を描いたり、漫画を読んだり、本を読んだりすることが好きな小学生がいました。
 確かに、他の子よりは絵が上手でした。絵画コンクールで賞をもらったりもしていました。
 そんな彼女が最初に作った話は≪クッリの大冒険≫という、栗、蜜柑、林檎、メロンが動き回る話でした。多分好きな果物を集めた結果でしょう。漫画を描いたり、絵本を描いたりして近所の子供たちに読んでいました。
 これが意外と好評で、彼女は調子に乗りました。
 やがて、≪それぞれの道へ≫という漫画を描き始めました。(路、ではなくて道でした)
 大学ノートに、ひたすら。それが後にDESTINYという話の第一章になるのですが、当時はとにかく描いていました。
 そして、友達が見てくれていました。傍迷惑ですね。

 小学六年生になりました。秋だったような気がするのですが、あまり話したことがなかった大人しい少女が話題になりました。
 なんと、絵が途轍もなく上手かったのです。
 その子は、クラスの女子を描いてくれました。ドレスだったり、チャイナだったり、着たことがないけれど憧れる洋服を可愛く描いてくれました。
 ちなみに、私は花冠をかぶり、籠を手にして花を売ってるスイス風の衣装でした。
 私は、度肝を抜かれました。そして思ったのです。
「彼女こそ、漫画家になるべき人。私は無理だ」
 ですが、間に合わなかったので私の卒業文集には”将来の夢は漫画家”になると書かれています。
 ちなみにその絵が上手い女の子は”イラストレーター”と書きました。
  当時イラストレーターという職業を知らなかった私は、その単語に惹かれました。(絵を描く人はみんな漫画家だと思っていた)
 さて、漫画は諦めましたが自分で作った話をなんとか完結させたかったので、大学ノートに小説(らしき文)を書き始めました。
 ちなみに、その子とは頻繁に遊ぶようになりました。家に来てくれてお絵かきをしたりしました。
 たくさん素敵な絵を貰いましたが、悲しいことに中学はお別れでした。
 けれども、文通はしていました。たまに会えましたし。

 色んな人と文通をしていた私は、”同人”というものに出会いました。そして、便箋を作ったり本を作ることを知りました。
 早速便箋を作ってみました、チラシみたいなペーパーなるものを作って、通販で売りました。
 若いって怖いですね。
 当時は格闘ゲームが流行しておりましたので、私もその便箋を多く作りましたが、オリジナル……DESTINY、という便箋も作りました。
 絵が上手いとオリジナルでも欲しいと思ってくれるでしょう。が、下手な場合は誰が欲しいと思うでしょうか。
 ちなみに、アサギとトビィだったと思います。
 しばらくして、同じ市にお住まいの方が、便箋を全種類買ってくれました。
 そのお姉さんは、小説のサークルを運営していました。
 私は興味津々で入会しました。当時はネットが普及しておらず、今のように手軽に小説が読めませんでしたので、そのサークルに感動しました。
 小説の冊子と、みんなで作る会報(感想とか、イラストとか載っていたり企画モノで人気投票とか)の二冊セットで毎月家に届きます。
 絵も皆さん上手く、必ず素敵な挿絵がありました。
 連載している小説は毎月7種類くらいでした、ジャンルも様々で自分が読んだことがない内容のものばかりでした。
 さて。
 そのサークルの会長であるお姉さんに言われたのです。
「小説、書いてみる?」
 と。
 オリジナルの便箋を作っていたので訊いてくださったのでしょう、私は大きく頷きました。
 最年少で入った私は、大人な文章を書かれる方々の中で、『DESTINY それぞれの路へ』の連載を開始したのです。
 一生懸命書きました、お姉さんがワープロをくれたので、それで一生懸命書きました。
 色んな感想を貰う中で、一番印象に残っているのは
「始まって早々、あんなヤラシイ展開に持ち込んだのは貴女が初めてです」
でした。※変な吸血鬼が出てきた時 最年少なのに。
 ……けれども、とりあえず私は書き続けました。
 やがて、人気投票をしてくださることになりました。私はその号が届くのが楽しみで仕方がありませんでした。
 男と女に分かれるのですが、男はリュウが一位。(以後も全部一位でした)あとは、ハイ、トビィ、ミノル、まだ出ていませんがベルーガが上位でした。
 ベルーガは読みきりを書いたので、その為でしょう。
 で、問題の女です。
 ユキだかミシアだかが一位でした。
 私は、悔しくて悔しくて、もっと早くにユキの化けの皮を剥すんだったと、後悔しました。(作者はユキが嫌いです)
 第二回からはアサギ、アリナ、マダーニ、マビルが上位になりましたが、あの時の衝撃は未だに忘れられません。
 
 さて、長い感想から短い感想(疑問)まで届けられるのですが、皆さんがよくこう言ってくれました。
『アサギちゃんは一体なんなの?』
『勇者なの? 違うよね?』
『この子本当に何?』
 私は嬉しくて仕方がありませんでした。
 ので、こう言ったのです。
「漢字三文字です」
 正確には【○○の○○○】。※○には漢字が入ります
 皆さんが疑問に思って考えてくれることが、嬉しくて仕方がありませんでした。

 挿絵は自分で描いていましたが、小学生の時の絵の上手い友達が途中から描いてくれました。
 トビィの剣・ブリュンヒルデも彼女がデザインしてくれました。
 素晴らしい挿絵がついたことで、私の小説は一気に格が上がりました。挿絵の威力凄いです。

 やがて、私も社会人になりましたが、そのサークルは皆さんが忙しくて消えてしまいました。
 その中の会員さんが新たにサークルを作ったので、私はそちらに引っ越しました。

 そして時は流れ、小説を書かなくなった頃。
 ネットが普及し、私も買い物をしたり、サイトを見たりしておりました。
 そんな時、例の絵が上手い友達がこんなことを言い出したのです。
「ネットゲーム、やってくれないかな? 感想聞きたくて」
 彼女はゲーム会社に就職しており、イラストを担当しておりました。
 私は意気揚々と、産まれて初めてのネトゲの世界に飛び込んだのです。
 ……まぁ、色々ありました。話にしたいことも多々あるのですが、それはさておき。
 そのネトゲはどちらかというと交流を深めるゲームで、1人で黙々と作業するものではありません。
 当初は人気がありました、現在は運営されておりませんが。
 何年かそのネトゲに滞在し、基本1人1キャラを作って行動するのですが大陸(というか次元が違う惑星みたいな)が新たに出来たのでもう1人追加することが出来たのです。
 私は、アサギを、2人目のキャラに選択しました。
 最終章後のアサギが記憶喪失でそこに居た……的設定でした。
 ……まぁ、色々ありました。が、省略します。
 さて、そのネトゲに【小説の間】という場所が何時の間にやら出来ておりました。
 忙しくて頻繁には見ていなかったのですが、みんなで小説を書いたり、一つのお題で短編を書いたりする場所でした。
 私は詩をそこで書き綴りました。やがてアサギは『詩の人』といわれるようになりました。
 更に図々しいかなと思ったのですが、その場所で外伝3、4の連載を開始しました。
 身内しか読まないだろうと思っていたのですが、知らない方から感想を戴き、とても嬉しくなった私は、思ったのです。
『アサギが好きだ、マビルが好きだ、トモハルが好きだ、ねぇ、みんなはどうなるの? 幸せに、なれないの? 電車の中で泣きながら読みました、可哀想です、なんとかしてあげてください』
 ……彼女達のために、書こう。そして、自分のために書こう。

「最後まで、DESTINYを書きたい。完結させたい」

 ブログやサイト(面倒になったので閉鎖中)で書いていましたが、もっと簡単にどうにかならないものかと思案したところ、『小説&まんが投稿屋』というサイトを見つけました。
 そこで連載を開始しました。
 小説家になろう、の存在は知っていましたが、ここは『小説家になりたい人が集まる場所』だと思っていたのでスルーしていました。
 数年経過し、なろうにも小説&まんが投稿屋で親しかった方々がいることを知り、私も真似してこちらに来ました。
 
 そして現在に至る。

 絵の上手かった友達は、現在漫画家になっております。彼女がこの間まで連載していた漫画のタイトルに”アサギ”が入っていたり。数年前私の大好きな漫画家さんと偶然遭遇した時、勿論彼女も居たのですが数年経過してみれば、漫画家の彼女らは震災チャリティー同人誌を作りました。
 なんて素晴らしいDESTINY。
 プロは目指しておりませんが、もし、DESTINYが商業誌で発表になるのならば、私は挿絵を彼女にお願いします。
 トビィを描かせて右に出る者はおりません、所属する会社が違っても、これだけは譲れない。 
 ですが”好きなものは仕事にしないほうが良い”と子供の頃雑誌で見ました。だから私はプロにはなりたくないし、なれないでしょう。
 だらだら書くことが好きなので。

 小学生の私が思いつき、漫画や小説で書き、何度か途中で止まり、ようやく。
 第一章完結出来ました。
 漫画家の友達に感謝を、イラストレーターとして活躍している当時のお姉さま方に感謝を、小説サークルの会長さん、会員の皆さんに感謝を。
 ネトゲで出会い、私の話を気になると、面白いと、泣けると言ってくれた方々に感謝を。
 そして小説家になろう。で私の作品を読み、今、これを読んでくださっている方々に感謝を。
 ありがとうございます。
 間違いなく、1人では無理でした。
 一部の友達には全ての内容を話していますが、ここから先を小説で通しで書くのは初めてです。(断片は書いて掲載していましたが)
  私は魔族のみんなが好きだったので、死んでしまうシーンを書きたくなかった。……というのもあるのですが(それはどうなんだ)。 

 さぁ、行こうかアサギ、トビィ。
 待たせたね、リョウ、ベルーガ、そしてトランシス。出番です、メイン五人がようやく揃います。
『どう足掻こうとも、もう未来はすでに決まっている。運命の歯車が終焉を告げるまで滑稽に、足掻くが良いよ』
 ……運命とは決められたものでしょうか。それとも自分の手で切り開くものでしょうか。

【警告及び展開説明】
※第二章、第三章は10話程度で完結します。
※第四章が長いです。
※最終章は第七章になります。五、六章は短めです。
※ここから先は、恋愛が主になります。冒険を求める方には向かないかもしれません。
※R18手前の表現が増えます、お気をつけください。(私も気をつけます……)

・ムーンライトの裏DESから、本編へ辿り着いた方へ
 第四章に入ると、全ての内容が判明致します。

・外伝1~8から、本編へ辿り着いた方へ
 ほぼ全ての伏線が第四章で明らかになります、暫しお付き合いくださいませ。

・君に咲く花から、本編へ辿り着いた方へ
 ガーベラが第四章より登場いたします。彼女を変えた男が、誰になるのか。……暫しお付き合いくださいませ。

・トモとハルをマち、ビルの隙間で願う事から、本編へ辿り着いた方へ
 ……トモハルとマビルの行く末を見守っていただければ、幸いです。

・私、親友、好きじゃないから、本編へ辿り着いた方へ
 ユキがその後どうなるのか。彼女の恋愛と友情は第四章で”終わり”ます。

 

 ……キィィ、カトン。
 運命の歯車が、音を立ててまた一つ、廻った。
 捨てきれない願いがあった。叶えたい願いがあった。貫きたい意志があった。護りたい人がいた。伝えたかった言葉があった。言われたかった言葉があった。『私の、願いは』
「時間です」

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