別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。
いい加減整理したい。
※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。
絶対転載・保存等禁止です。
宜しくお願い致します。
×
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久し振りに絵を描きました。
思ったより上手に描けたので、色をつけたいですが、多分思うだけです。
トモハルとマビル。
ほっとみるくの公園でのシーンです。
日傘は夕方になったので、下ろしたらしいです。
トモハルはDESで最もジレが似合う男(作者談)なので、よく着せてます。
やっぱり、マビルやアサギを描くのが楽しいです♪
色、つけてあげたいなぁ・・・。
おまけで、初公開。
デズデモーナの地球仕様。
初公開は当たり前、描いたの自体、初めてです。
普段はこれにジャケットを羽織ってますが、暑かったので脱ぎました。
角の為、帽子が不自然です。
千鳥格子のベストを着てます。
描くのが面倒すぎて、トーン貼り付けようかと思いました。
髪を上げていると、誰だかさっぱり解りません。(作者談)
ダイキとオフィーリア、トビィも描きたかったのですが、また今度。
ちなみにクレシダが不在なのは、アサギと居るので地球にはいないからです。
そして誰か教えてください。
どの辺りの描写までOKなのかを(おぃ)!
あちらのサイトも微妙ですし、この辺りなら・・・良いですよねぇ?
これで駄目だと冗談抜きでDESが掲載出来n(連行)。
思ったより上手に描けたので、色をつけたいですが、多分思うだけです。
トモハルとマビル。
ほっとみるくの公園でのシーンです。
日傘は夕方になったので、下ろしたらしいです。
トモハルはDESで最もジレが似合う男(作者談)なので、よく着せてます。
やっぱり、マビルやアサギを描くのが楽しいです♪
色、つけてあげたいなぁ・・・。
おまけで、初公開。
デズデモーナの地球仕様。
初公開は当たり前、描いたの自体、初めてです。
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角の為、帽子が不自然です。
千鳥格子のベストを着てます。
描くのが面倒すぎて、トーン貼り付けようかと思いました。
髪を上げていると、誰だかさっぱり解りません。(作者談)
ダイキとオフィーリア、トビィも描きたかったのですが、また今度。
ちなみにクレシダが不在なのは、アサギと居るので地球にはいないからです。
そして誰か教えてください。
どの辺りの描写までOKなのかを(おぃ)!
あちらのサイトも微妙ですし、この辺りなら・・・良いですよねぇ?
これで駄目だと冗談抜きでDESが掲載出来n(連行)。
アイラには最低限の食事が与えられ、それ以外には本が与えられ。
城に居たときと同じ様に、一人で過ごしていた。
が、トレベレスは二日後には戻ってきたので、思わず笑顔になる。
窓からトレベレスの姿が見えた、嬉しさがこみ上げたのはマローに関することがわかるからなのか、それとも。
真っ先にアイラの許へ行きたかったトレベレスだが、衣服を着替え湯浴みをすることにした。
マローの香りが残っていては、非常に拙いからである。
鋭いアイラならやりかねない、と、逸る気持ちを抑えてトレベレスは身体を洗う。
「早いですな、お帰りが」
「嫌味だな、間違いなく何時もどおり種は・・・」
家臣を無視してアイラの許へ。
アイラは、大人しく本を読んでいる。
「ただいま」
「おかえりなさいませ。あの、マローは?」
「どうも、ベルガー殿と鉱山へ行ったらしい。宝石が大量にとれるらしく、そこで姫君の好きな様に装飾品を作るのだと」
「どこにあるのですか? 私、行きます」
「安心しろ、戻るように書簡は渡した。すぐに連絡が戻るから」
「・・・そうですか、待つしかないのですね・・・」
唇を尖らせたアイラを、正面から抱き締める。
一月、二月会ってなかった恋人の様に、唇を貪りあった。
それからというもの。
片時もアイラを離さないトレベレスは、アイラの声に耳を傾けた。
庭で花に囲まれて、物語を読んで貰いつつ、膝枕をしてもらうと非常に気分が良い。
精神ギリギリでトレベレスはアイラに手を出さずに済んでいたが、堪えられなくなるとマローの許を訪れた。
今日も、庭で二人は語り合う。
「何か話を」
「えと、ではこのお話を・・・。
『・・・ある森に、とても可愛らしい妖精が住んでいました。
妖精は動物や草花、自然界の全てと仲が良く、常に一緒に過ごしていました。
その森の近くに、ニンゲンが現れました。
ニンゲンとも仲良くなろうと歩み寄る妖精を、動物達が止めます。
やげて、妖精は一人のニンゲンに恋をしました。
なんとか近づこうと努力してみました。
けれども、生じた誤解を溶かす術を知りませんでした。
妖精は火の様な熱き心を持つニンゲンに恋焦がれ。
そのニンゲンも安らぎを与える妖精に恋焦がれ。
互いに惹かれ合っていたにも関わらず、生じた誤解は大きく複雑に絡まり。
互いの想いを正確に伝えることが出来ないまま。
・・・そのまま互いに息絶えました。』」
歌うように語るアイラ、トレベレスは怪訝に起き上がる。
「待て、何だ今の。死んだら許も子もないだろう」
「と、いうお話なのです」
「誰だ、作者は・・・。けしからん」
「知りませんけど、印象に残っていたのです」
不愉快そうにトレベレスは、傍らのワインを飲み干す。
花を一輪、摘み取ってアイラの髪に。
「うん、アイラは花がとても似合うな。庭に、もっと花を増やそうか」
笑って頬を撫でると、嬉しそうにアイラは微笑む。
穏やかな時間だった、定期的にトレベレスはアイラに嘘を伝えつつ、やっと保っている幸福。
絵の具を与え、絵を描かせた。
一緒に野菜を収穫したり、花を植えたり。
それまでしたことがなかった、些細な出来事が、楽しくてトレベレスは仕方がない。
アイラが創ってくれたフルーツ酒を呑み、毎日毎日過ごす。
愛しい愛しい、娘。
出会って、二週間。
口付けが上手くなったアイラと、その日も眠る前に何度も口付けを。
月が翳って暗闇になった室内で、アイラは溜息を吐いた。
「マローは・・・無事ですよね?」
「?」
「最近・・・あの子が泣いている夢を観たのです・・・」
背筋に、汗。
トレベレスは乾いた声で、必死にアイラを宥めた。
言えない、まさか無理やり犯しているとは言えない。
アイラの代わりに、犯しているとはとても言えない。
「あの、トレベレス様」
「ど、どうした?」
「わ、私、その」
「どうした?」
蝋燭に火を灯す、眩みに浮かび上がったアイラの姿。
薄布ははっきりと身体のラインを強調し、悩ましげな憂いを帯びた表情を浮かび上がらせる。
「あ、あの。わ、私は。マローほど可愛くもないですし、綺麗でもないですし、あの子の様に明るくありません。皆にも・・・嫌われてます。で、ですがあの子を思う気持ちだけは本物です、国のみんなにも幸せになってもらいたいのです。どうか、どうか早くあの子を連れてきてください、わ、私は。その為なら何だって出来ますから、だから!」
ぎゅ、とトレベレスに抱きつくアイラ。
あぁそうか、呪いの姫君は誰かに子種を植え付けてもらわねばならないから、こうして男を誘うように訓練されていたのだったか。
震えるアイラをそっと引き離し、涙目のアイラを自分から抱き締めた。
「オレは。アイラの為に、マロー姫を取り戻すから。何だってするというのなら、これからもオレの傍に居ろ。そうすれば必ず、妹は助け出す」
妹は目と鼻の先。
嘘をついた。
嘘をついたが、アイラは嬉しそうに泣き笑い。
「ありがとうございます。お傍に、居ますね。
・・・知ってます? 私、最初にお目にかかったとき、トレベレス様をとても綺麗だと思ったんです」
意外な言葉に、固まるトレベレス。
胸を押さえて引き攣った声を出した。
口にしたくない名を、自ら口にした。
てっきり、アイラが行為を寄せていたのは。
「トライは・・・?」
「トライ様は、とてもお優しいですよ?」
不思議そうに首を傾げたアイラ、震えて口付けたトレベレスは耳元でこう囁いた。
知らなかった、二人が親密に見えたがトライの一方通行だったのだ。
「オレも、最初からアイラ姫を見ていたよ」
愉快そうに笑ったアイラは、そっとトレベレスの頬に触れる。
「一緒ですね」
「!!」
息が、止まった。
この娘が、どうしようもなく欲しい。
欲しくて欲しくて、堪らない。
代わりは要らない、この娘が欲しい。
独り占めしたい、自分のものにしたい。
その晩、トレベレスは理性の歯止めが利かなくなった。
緑の髪に、指を通らせ。
大きな瞳に自分を映し、瞼に口付け。
頬を摺り寄せて、何度も愛しく撫で。
自分の名を呼ぶ唇の、形を、味を覚えるように口付けを。
壊さないように、泣かせないように、優しく丁寧に、大事に。
姉の姫を、妹とは全く違う抱き方で、モノにした。
何度も耳元で名を囁き、愛していると語りかけ。
トレベレスは、産まれて初めて大事にしたいと、女を抱いた。
呪いの姫など、知ったことか。
例え子が、破滅へ導くとしても。
母親は、守り抜こう。
いや、むしろ自分とアイラの二人で愛を注いで育てた子ならば、破滅へ向かう道など消え失せるのではないだろうか。
愛情を持って、接すれば、二人ならば可能なはずだ、と。
一度歯止めが壊れれば、もう、怖くはない。
マローの許へ以後通うことなく、アイラだけを毎晩愛した。
ただ、ひたすらに。
片時も離れず、何処へ行くにも寄り添って。
家臣達は困惑した、トレベレスの豹変振りに困惑しか出来なかった。
その瞳は物腰柔らかで、以前の様に怒鳴る事もせず。
慈愛に満ちた動作、王子を変えたのは呪いの姫君だと知って尚、困惑する。
あのように、優しい眼差しで、誰かを観た事があっただろうか。
本当に慈しんでいるのだと解るが、それでも呪いの姫。
どうしたものかと、皆食事が喉を通らない。
やがて、アイラが消えてしまわないように、溺れて溺れて焦がれすぎたトレベレスは。
深夜、馬小屋に居たデズデモーナを殺す為に眠ったアイラを残して剣を手にする。
そう、馬でアイラが逃げないように。
まして、この馬はトライの所有物。
最初から目障りだったのだ。
殺意を感じたのかデズデモーナは懸命に抵抗し、綱が切れたのでそのまま一気に駆け出すと館を抜け出す。
舌打ちしたトレベレスだが、翌日いなくなったデズデモーナに愕然とし、泣じゃくるアイラを必死に慰め。
更に強く、アイラを自分に引き寄せた。
ここから↓現在執筆中。
光の加護を受けるファンアイク国、王宮内。
次期国王の座を預かり君臨している王子・ベルガー。
退屈そうに書物を読み耽っていた、傍らには数ヶ月前に大地の国ラファーガより強奪してきた紅茶。
香りを愉しみながら、古書に鋭く怜悧な視線を走らせたまま。
「失礼致します、ベルガー様」
ドアの向こうからの声に、古書から視線は外さず入れ、と一言。
一礼し、入ってきたのは三名。
全員ベルガーの腹心達だった、紅茶を啜るベルガー。
「動きがあったか」
「はっ! 左様に御座います」
部下が口を開く前に、無感情の声でベルガーは促す。
一人が前に進み出て、跪いて報告を始めた。
「水の国ブリューゲル、風の国ラスカサス。共に両国の王子達が動きました」
「だろうな。ラスカサスには使者が戻らない、リュイ皇子は自分がすぐにでも旅立ちたかったろうが・・・国王及び兄達を説得するのに時間がかかったのだろう。
トライ王子は我らに・・・いや、ネーデルラントに攻め入る為の正統な口実を探していたのだろう。時期を誤るような男ではあるまい」
冷静に告げるベルガーに、部下たちは平伏したまま。
更に新たな報告を続けた。
「そのネーデルラントのトレベレス王子ですが、近頃マロー姫の許へ通う事を止めたそうです。その二週間程前から突如として頻繁に通い始めていた様ですが、今現在は、全く。ただ、トレベレス王子の許に、緑の髪の少女が現れたと」
ようやくベルガーが古書から顔を上げ、部下達を見据える。
その眼光の冷ややかさに、思わず部下とて息を殺した。
ゆっくりと、口の端に笑みだけ浮かべ瞳は笑わず。
「ほぅ? 緑の髪・・・。アイラ姫か?」
「現在、調査中です。暫しお待ちを」
「9割の確率で、アイラ姫だろう。あの姫ならば、生き延びて妹探しに奮闘していたであろうから、な。
トレベレス殿も呪いの姫君に惑わされた、ということだ。なかなか強かな娘ではある、愉快」
「トレベレス王子が、アイラ姫と関係し、子さえ出来れば我国は一気に熨し上がれます」
ベルガーは立ち上がると古書を手にしたまま、部下達に歩み寄る。
「問題はマロー姫だ。あれに妊娠の兆候は?」
「まだ連絡が届いておりません。・・・ベルガー様、トレベレス王子が緑の髪の娘に入れ込んでいる間に、マロー姫をこちらに呼び寄せては如何でしょう」
「焦るな、必要はない」
「ですが」
「・・・私は双子の謂れを、信じていないからな。あのような娘、抱く事にも飽きた。トレベレス殿がマロー姫に通わなくなると、事の真意が見出せないが、アイラ姫が代わりに居るのならばどちらでも構わない」
ベルガーは古書を開き、部下に見せる。
「ラファーガ国に纏わる歴史だ。大地の加護を受けるラファーガ国は、代々隣接する森にて御告げを聞くことが出来るらしい。膨大な魔力を秘めた魔女が、女王として絶対的に君臨する国家」
「それくらいならば・・・存じておりますが」
小さく笑ったベルガーは、古書のページを捲る。
「何度も言うが。あのような噂が広まればこうなることは必然、普通はそれを止めるだろう。偉大な魔女がこれを想定しなかったとは思えない」
「未だ、疑っておられるのですな・・・」
「あぁ。最初から真っ赤な嘘なのか。それとも繁栄と破滅が逆なのか。トレベレス殿で試そうと思っていたが」
「しかし、もしマロー姫が本当に繁栄の子を産む姫であると、我国が不利ではないでしょうか?」
「赤子の内なら殺すことも容易かろう、赤子の時点で繁栄か破滅か、見極めが出来るのかは知らんが、な」
沈黙。
「トレベレス殿の許にいるのが、アイラ姫か否か。はっきりさせたい」
「はい、暫しお待ちを」
ベルガーは人を払い、再び紅茶を飲みつつ古書に目を落とす。
ラファーガ国の女王の夫について、ほぼ白紙な古書。
普通なれば有力な国や貴族らが夫となる筈なのだが、全く詳細が不明である。
ベルガーは軽い溜息を吐き、カップの紅茶を飲み干す。
「つまり。夫は特に選ばないと。もしくは、本当に何者か解らぬ異形のものかもしれない」
独り言。
窓から、自国の様子を見下ろす。
手厚く歓迎を受けたラファーガ国での出来事を、思い出した。
マロー姫が繁栄であるならば、極力接触させるのを拒んだのではなかろうか。
そして、簡単に手に入った城内の見取り図。
隠し扉に通路まで描かれたそれは、確かに隠されていたものの、容易で。
罠ではないかと思ったが、確かに地図は正確だった。
ゆえに、懸命に逃げていたアイラ達を追えたのだが・・・。
「非常に不愉快だ」
まるで、今現在も何者かの手の内で泳がされているような。
そう、簡単に物事が進みすぎたのである。
侵攻してくる二カ国を、ネーデルラント国を楯にし、最終的に自国が三ヶ国とも、打ち滅ぼす。
ラファーガ国は、ただのその先駆けだった。
「そう、破滅も繁栄も要らぬ。要は、それを利用したまで」
マロー姫も、アイラ姫も。
繁栄の子も、破滅の子も。
必要ない。
自国以外が滅びれば、必然的に頂点に立てるのだから。
双子の姫君は、ベルガーにとってただの火種だった。
生かしておいても目障りだ、特にあのアイラという姫は復讐に燃えるだろう。
「アイラ姫、か」
会話した記憶は、ほぼ、ない。
遠目に見た記憶しかないが、ただの小娘だ。
自国にはあの程度の美しい女が吐いて捨てるほど滞在している、女として傍に置く気はさらさらない。
それでも。
どういうわけか、窓から見える遠くの山の鮮やかな緑がアイラ姫の髪に見えた。
瞳を細め、豊かな新緑を見つめれば。
無邪気に微笑んで花の中にいる、アイラが見えた。
槍で突いた時の、あの苦悶に満ちた表情を思い出した。
処女を奪えば、あのような表情になるのだろうか。
壁に強打され、眉を潜め息苦しげに倒れこんでいる姿が、非常に脳裏に焼きついて。
あれは、確かに・・・。
「そそられた、な」
ベルガーは一人呟くと、古書を伏せて部屋を後にした。
陽は落ち、宵闇の来訪。
月影の晩。
薄暗い室内で、二つの吐息が混ざり合う。
月影の晩、狂おしく愛おしくアイラを抱いていたトレベレス。
行為後も手放さずに、髪を撫でながら頬に口付け腕の中から逃がさなかった。
気だるそうに上半身を起こして、傍らの水で喉を潤したアイラは、不安そうに小声でふと、呟く。
「デズデモーナ、何処へ行ったのでしょう・・・」
本日、消えたデズデモーナ。
トレベレスが殺そうとして誤って逃がしてしまったのだが、当然そんなことアイラは露知らず。
事実は知っていたが、そ知らぬ振りをして優しく肩を抱きながら髪を撫でてトレベレスは告げる。
「すまない、管理が不届きで何かに驚き逃げてしまったとしか。しかし、利巧な馬だった、きっと無事に戻ってくるよ」
「トライ様から預かった大事な子なのです・・・。申し訳がたちません」
デズデモーナは、馬だ。
馬だが今こうして抱いているにも関わらず、自分以外の名を口にすることが非常に不愉快に思えたトレベレス。
おまけに、トライの名も出た。
非常に不愉快そうに唇を噛締めると、心底困惑しているアイラを抱く手に力が籠もる。
無理やりアイラの唇を奪い、再び強引に押さえつけてベッドに押し倒し。
微かな抵抗はしたが、アイラはそれでも身を任せた。
すっかり、トレベレスに慣れてしまった。
微かな抵抗は、抵抗ではなく。
すぐに身体を震わせ、火照らせ喘ぎ始めたアイラ。
安堵し、愉快そうに耳元でそっと、トレベレスが囁く。
「オレと居る時は、オレ以外の名を口にするな。・・・オレのことだけ、考えればいい」
「でも、あの子は」
「まだ考えるのならば・・・考えられないようにするだけだ」
小さく叫ぶアイラを押さえつけて、覆い被さり。
激しく抱き続ける。
やがて気を失い、力なく倒れ込んだアイラに満足そうにトレベレスは微笑むと、ようやく力を緩めると優しく抱き締めて眠りに入る。
瞳は閉じず、腕の中にアイラを収めたまま窓を見た。
月を、見上げる。
トライ。
トレベレスと同じ誕生日の、従兄弟。
髪も、瞳も色が同じなのは血族ゆえか。
国は違えど、一応同盟国。
幼い頃から競争させられるように育てられてきたが、非常に仲が悪かった。
何をしても優秀なトライに嫉妬し、それだけが理由なのか解らないがともかく顔を合わせるのも嫌悪感。
あちらが自分を気にしていない様子が、更にトレベレスを苛立たせた原因でもある。
極力、国の行事で互いの国に招かれようとも会わない様に勤めてきたが、状況が変わった。
ラファーガへ到着した日取りも、何故か一致。
そして何度ラファーガ国でトライとアイラを見かけ、嫉妬の念に押し潰されそうになったことか。
自分はマローに付き添っていたので、アイラとは接する筈もなかった。
だが、間違いなく一目見て欲したのは、心が揺さ振られたのはアイラ。
そのアイラが呪いの姫と解っても、臆することなくアイラに媚びていたトライが非常に腹立たしかった。
だが、アイラは自分が手に入れた。
当然、アイラは処女だった。
初めての、男。
そして無論最後の、男。
それが自分であると、歓喜に打ち震える。
腕の中のアイラは、すっかり自分の虜になっている様子。
トライに勝ったという優越感も混じり、非常に高揚しているトレベレスだ。
欲しいものは、こうして手に入れた。
しかし、問題はマローである。
いつまでも鉱山に居る、という嘘をついていてはいけない。
策を練らねば、ならなかった。
アイラが自分を罵らずに、それでいて、納得出来るマローの待遇を考えねば。
今となっては、子を孕まなかったことだけが幸いである。
アイラは利巧だ。
いつまでも今の話に納得していないだろうから、筋の通った話を作り上げなければ。
トレベレスは、何度もアイラの頬に口付けながら夜通し思案していた。
翌朝。
朝食後にアイラと庭の花畑で横になりながら、トレベレスは語り出す。
軽い欠伸は、寝不足ゆえに。
「本当に、申し訳ないことをしたと思っている・・・」
反省の、顔色。
唐突な謝罪に不思議そうに、アイラは首を傾げトレベレスを覗き込んだ。
「ベルガー殿率いるファンアイクは、強国。マロー姫を気に入り、欲したが彼は強欲だった。マロー姫さえ攫えばそれでよかったのだが、何れ取り返されることを恐れ、あのように破壊行動に移られた。オレの国はまだまだ弱小。協力要請を拒否していれば、我国が潰された。・・・仕方なしに手を取ったが、アイラ姫の騎士達を始めとし、大勢の人の命を奪い・・・。アイラにも、苦痛を与えてしまった。謝って済む問題ではないが、心から・・・詫びたい」
「トレベレス様・・・」
そう、皆が死んでいくのを目の前でアイラとて見ていた。
許せな敵だった、だがマローさえ戻れば許そうとアイラは思って居た。
マローは戻っていない、だが目の前の自分より大きな男が、辛そうに俯き、震えながら告白する姿に心を痛め。
大勢死んだ、そして大事なミノリとトモハラに傷を負わせたのは間違いなくトレベレスとベルガー。
アイラは困惑気味にトレベレスを見つめていたが、恐る恐る、言葉を口にする。
「断っていたら、トレベレス様のお国が、私達と同じ様に・・・」
「あぁ。ベルガー殿は、生まれ持っての力の渇望がお強い。現在ですら十分過ぎる大国であるのに、今以上の土地と権力を欲してらっしゃる。だから、マロー姫も取り戻したいが、上手く出来ない。アイラには、本当にすまないことをしている。本当ならば鉱山の場所とて知りたいが、宝石が山ほどとれる鉱山を黙秘してらっしゃる上に、警戒してオレすら現在・・・信頼を失いつつある」
「・・・それは、私がトレベレス様に願って、マローを調べていただいているからですか? 裏切られたと疑心に?」
深く頷いたトレベレスに、アイラはぎゅっと自分の腕を掴む。
そうだ、自分の願いで動き回っているトレベレスの立場を悪くしているのだ、と悟ったアイラ。
俯き、微かに震えているアイラの髪に指を通し、さらさら、と弄ぶトレベレスは、微笑する。
まんまと、自分の嘘に騙されたアイラを見下ろし、微笑む。
オレの演技も満更ではないな、と心で笑いつつ。
切なそうに正面から突然抱き締め、花畑に押し倒した。
「オレのこと、嫌いになったか?」
唇に指を這わせ、軽く身動ぎし赤面したアイラに顔を近づける。
「嫌いになるな、それだけは・・・。アイラがいないと、生きていけないと思ってしまう。必ず、マロー姫は救出してみせるから、離れないでくれ」
吐息が、間近に。
アイラは小さく、震えながら頷くと瞳を閉じる。
嫌いには、なれなかった。
自国を思っての、断腸の決断であったと信じて。
アイラは、姫。
トレベレスは、王子。
兵を民を護りたい気持ちは同じ筈だ、その気持ちは解る。
誰が死んで、誰が生き残れば良いという話でもなく。
ベルガーがそこまで酷い人物には見えなかったが、ともかくアイラはトレベレスを嫌いになどならない。
なぜならば、惹かれていたから。
いや、恋していたから。
四六時中、腕の中にいないと、不安だった。
心地良くて、胸が高鳴って。
多分、好きなのだと、これが恋なのだと思っていた。
そっとアイラが瞳を開けば、唇が合わさり。
花の眩暈がするような香りの中で、二人は今日も愛しく愛しく、切なく切なく、口付けを。
少し、騙しているトレベレスの胸が痛む。
だが、こうでも言わないと他に手立てがない。
ベルガーには申し訳ないが、悪役に廻ってもらう。
問題は、マロー。
手っ取り早いのは死んでもらうことだろうか、アイラは悲しみに打ちひしがれる。
だが、要は自分が支えれば良いのだ。
それが、最も良い方法である気がして。
アイラは、最早トレベレス以外頼れる人物もいなくなる。
そうなれば、必然的にトレベレスの許を去ろうなどとは考えなくなるだろう。
近いうちに、マローの自殺を装って殺すしかない、とトレベレスは決め込んだ。
全ては、アイラと共に居たいが為に。
ベルガーに囲われて、苦痛で自殺に見せかけ。
ベルガーにも、自殺したと思わせれば・・・。
他の問題は、いつ、トライやリュイ王子が攻め込んでくるか、だけとなる。
だが、それは後にまわす。
ともかく、今はアイラをマローから切り離さねばならない。
露出しているアイラの身体に舌を這わせながら、トレベレスはそんな事を考えていた。
「・・・誓ってくれ、アイラ」
声を抑えて唇を噛締めていたアイラは、真剣な声に力を抜く。
「例えマロー姫が戻り、ラファーガ国へ戻らねばならなくなったとしても。・・・アイラはオレの傍に、残ってくれ。マロー姫がアイラを愛していることとて、知っている。一緒に居たがるのも、解っている。だが、誓ってくれ。マロー姫に求められても、オレの傍から離れない、と」
「で、でも、一緒にラファーガへ戻らないと・・・」
「この場で誓えないのなら、マロー姫は捜さない!」
驚愕の瞳でアイラは大きな瞳を更に大きくし、トレベレスを見つめる。
アイラの両腕を頭上で片手で押さえつけ、頬を優しく撫でながらトレベレスは激しい口調で叫ぶように再度告げた。
「誓え」
「で、でも」
「マロー姫より、オレの方がアイラを欲している! アイラが居なくなるのなら、オレはマロー姫をベルガー殿から取り戻すなど愚かな事はしない」
こんな要求が来るとは思いもしなかった。
アイラは、答えを出すことが出来ずに縮こまり。
瞳を外そうとしたが、外すことなど出来ない。
確かに、国にはマローが居ればそれで十分だった。
トモハラとミノリが、戻ったマローを護り抜くだろう。
民には自分は嫌われているようだった、自分の居場所など自国にはない。
アイラは、唇を噛締める。
「マローに、会えますよね? あの子が、私を必要だと言ったら・・・」
「それでも駄目だ! アイラは、オレから離れるな。でないと、マロー姫には会わせない」
「それでは、約束が違うのです」
「気が変わったんだ、誓ってくれアイラ」
トレベレスに引く様子など、ない。
一向に答えを出さないアイラに痺れを切らし、歯痒くて脅すように唇を奪う。
それでも、アイラは葛藤し、涙目でトレベレスを見つめるばかり。
「・・・オレは、考えを変えない。返事を、待つ。いつまでも、待つ。誓いの言葉を待つ」
その言葉がないと、行動には移す事が出来ない。
どのみち、マローは暗殺するつもりだが自分が手にかけたのだと思われないように、疑わないようにしなければならないのだ。
助ける気だった、助けに行ったら死んでいた。
それを、アイラに思い込ませるしかない。
敵をとろうとするだろうが、それは必死で止める。
邪魔なものは、一つ、二つ、消していく。
確実に、確実に。
全ては、アイラを手放さない為に。
そんな矢先のことだった。
朝食を普段通り摂り、今日は何をしようかと語り合っていたトレベレスの許に、門から駆け込んできた馬車。
食後のハーブティを飲んでいたアイラは、突然吐き気に襲われて思わず咳き込む。
「どうした? 体調が悪いのか?」
「昨夜、少し寒くて。風邪でもひいたのかもしれません」
申し訳なさそうに笑ったアイラを不安そうに見つめ、背を擦るトレベレス。
部屋に近づく数人の足音と、いきなり開けられるドア。
その様子に憤慨し怒鳴ったトレベレスだったが、皆の様子がおかしかった。
重要な事を言わずに、こちらへ、とただトレベレスを手招きするばかりで。
トレベレスは不審に思い、妙な胸騒ぎに襲われてアイラをソファに横にさせると部屋を出て行く。
アイラは暫し、気分が悪くそこに力なく倒れ込んだまま。
「何事だ?」
血相変えて狼狽している皆に、静かに問うトレベレス。
「ご懐妊、でございます」
「は?」
「マロー姫が、ご懐妊だと連絡が入りました」
「・・・何だと!? どちらの子だ!?」
「流石に、そこまでは。今、トレベレス様がマロー姫の許を訪れた日取りで計算を・・・」
最中、駆け寄る人物。
「可能性は有り得ますぞ! もしかしたら、覇王のお子は我国に!」
「ま、待て。最近私は通ってはいない! ベルガー殿のお子では?」
「何を言われますか! 確かに最近は通っておられませんが、十分最後に訪れた日で可能性があるのです!」
沸き立つ家臣達と裏腹に、トレベレスは青褪める。
そういえば。
アイラを想い、仕方なしにマローを代わりにした日が何日か。
恋焦がれ、欲した想いだけが先走り、ひょっとするとアイラを想い深く深くに自分を植えつけた可能性がなくも・・・ない。
騒然となる館、反面、血の気が失せ宙を仰ぐトレベレス。
願うことは、ベルガーの子であれ、と。
大丈夫だ、と願う。
確かに、繁栄の子は欲しかった。
だが、今はアイラとの子以外は要らない。
アイラが、マローと自分の間に子がいると知ったら・・・どうなるか。
それだけは、避けねばならない。
もはや、この騒動でマローを殺すことが難しくなった。
懐妊すれば、扱いとて丁重になるだろう。
自殺に見せかけるのが、至難の業だ。
しかし、ノイローゼに見せかけることは容易くなったかもしれない。
ともかく、今はマローの許へと向かわねばならない。
唇を噛締め、トレベレスはアイラの許へ向かった。
「アイラ。ベルガー殿の使者が近隣に来ているそうで、呼び出された。上手くいくか解らないが交渉してくる。体調が悪いのだろう? 寝てろ、直ぐに戻るから」
「本当ですか? ・・・お願いします」
力なく笑ったアイラを、ベッドに運び。
果物を部屋に運ばせてから眠っているアイラに口づけると、トレベレスは表情険しく、部屋を出た。
アイラは天井を見上げ、震える身体を抱き締める。
緊張し、心痛そうなトレベレスを思い出すと申し訳なく思う。
上手く交渉できれば良いが、下手したらトレベレスの国もラファーガ国の二の舞にならないか、と。
アイラはよろめきながらベッドを降り、そっと部屋を出た。
館は慌しく、よほど皆厳戒態勢で交渉に望むのだろうと思い。
アイラは邪魔しないように、ひっそりと歩く。
喉が渇いたので、食堂に立ち寄れば話し声。
何故か声が密やかだったので、思わず壁に隠れて聴いた。
「マロー姫が・・・」
「その場所に・・・」
「どちらの・・・」
「祝いの用意を・・・」
途切れ途切れだが、マローの単語が鮮明に聞こえた。
アイラは、ひょっとして交渉の場にマローが居るのではないかと、居てもたってもいられず、慌てて部屋へ戻ると、吐き気のする身体を必死に押さえ、吐き気はあったが果物を口に押し込み。
ドレスを着替えた。
軽くて地味な色合い、ベッドの布団をはがして、シーツを人型になるように丸めて寝かせると布団を被せる。
自分が寝ているように、見せかけたのだ。
部屋から、外へと顔を出す。
慌しく馬車が数台用意されていた、一枚のシーツを被ってアイラはそっと窓から外へ。
最初にここへ来た時の様に、壁を伝って庭に下りると、隙を見て馬車へと忍び込む。
荷物が置かれた場所、一定の隙間にすっと入り込む。
暫しの時。
馬車が動き出した。
逸る胸、何故か押し潰されそうな衝動。
アイラは、密かにトレベレスと同行を。
約一日後、馬車が完全に停車した。
慌しく降りていく足音が聞こえ始めたので、アイラはそっと起き上がり幌から顔を出す。
そこは、塔だった。
大勢人が集まっている、アイラは意を決してシーツをフードの様に深く被りそっと、馬車から降り立つ。
人に混じって、塔の中へ。
トレベレスの姿を探しながら、目立たないように歩いていた。
一階には、いない。
人で溢れるその中、必死に階段を探して登った。
二階はなにやら慌しく準備が整えられ、テーブルにクロスをかけて今から酒宴でも始まるよう。
壁を伝い、トレベレスを探す。
交渉の準備なのだろうか、それにしては異様に豪勢な。
アイラは三階へと、上がった。
「トレベレス様のお子のようですぞ!」
皆口々に同じ事を言って、階段を上がり下がりしている。
アイラは人にぶつかりながら懸命に上った、そして。
顔面蒼白のトレベレスに、冷ややかな視線を送っているベルガー。
その向こう側に。
疲れきった表情、やせ衰えた頬、瞳に光を宿さないマローの姿を発見したのである。
「・・・マロー!?」
アイラは思わず、大声で叫んだ。
周囲が、自分を観た。
マローも、トレベレスも、ベルガーも、自分を観ていた。
「ねぇ・・・さ・・・ま? 姉様!?」
立ち上がったマローを見つめながら、アイラは真っ直ぐにトレベレスへ詰め寄る。
顔面蒼白のトレベレスと狼狽しているアイラを見比べながら、ベルガーは無言のままだった。
「トレベレス様、一体どういうことなのですか!? 何故マローはあのように髪も梳かれず、やつれた状態でいるのですか!? 」
「・・・アイラ・・・どうして此処に来た!?」
マローを背に隠すようにして、アイラの前に立ちはだかると嫌がるアイラを強引に抱き締めながら言い訳。
まさか、だった。
まさかアイラがついてくるとは予想していなかった、自分の計画が崩れ落ちようとしている。
非常に厄介な事態だ、どうこの状況を説明すべきか。
「マロー姫様の子が、欲しかったのですよ我々は」
暴れるアイラに気を取られ、ベルガーに配慮していなかった。
淡々と告げたベルガーに、鬼のような形相で睨み付けたトレベレスと意味が解らず戸惑うアイラ。
アイラの耳を塞ぐトレベレスだが、ベルガーは声を若干大きくして続ける。
トレベレスが、アイラに何も話していないことなど、今の様子で十分だった。
それが手に取るように解ったベルガーは、顔色一つ変えずアイラに語り続ける。
「交代でマロー姫を犯した、ゆえに、あのようにやつれている。
トレベレス殿に何を吹き込まれたか知りませんが、これが、現実ですアイラ姫」
「あれはっ!」
声を張り上げ抗議しようとしたが、ベルガーの言う真実は捻じ曲げられない。
トレベレスは恐怖で震える身体を押さえつけることしか出来ず、腕の中のアイラから視線を逸らす。
「おか・・・した? こうたい?」
眩暈で足元をふらつかせるアイラ、畳み掛けるようにベルガーは続ける。
犯した。
汚した。
”交代で”。
「えぇ。トレベレス殿のお子が、マロー姫様には宿っておられます。寵愛していたのだから、無理もな・・・」
「寵愛などしていない! オレが愛しているのはアイラだ!」
「ですが、実際マロー姫にはトレベレス殿のお子が。頻繁に通われていたと、聴いているが? 姫の身体が御気に召したのだろうな」
「だから、あれは!」
「嬉々として、マロー姫の貞操を奪っておられたではないですか」
「違う、だから、あれは!」
混乱。
言い争いが続く中でアイラは頭の中が真っ黒になった、何かを考えようと、整理しようと言葉をペンで書き込もうとして、書けずに乱雑に線を引く。
真っ黒。
白紙の紙が、黒く、黒く。
「アイラ、とりあえず説明するからこちらへ!」
抱き上げて、部屋から出ようとするが腕をベルガーに捕まれる。
「いけませんな、トレベレス殿。妻と子を置いて他の女と逃亡されては」
「妻などではない! オレはっ」
ようやく、ベルガーが微笑んだ。
冷めた瞳で、さも、愉快そうにトレベレスに微笑んだ。
「ここで説明すればよろしかろう。二人で共謀しラファーガ国を内から襲い、マロー姫を捕らえて犯していた、と。ここまでアイラ姫が単独で乗り込んでくるとは思いもよらなかったが・・・」
「共謀?」
弾かれたようにアイラはトレベレスを見上げる、我に返って顔を背けるトレベレス。
肯定だ、疚しい事をしていないならば逃げないだろう。
息を飲んでトレベレスを見つめ続けるアイラ、視線は痛いほど解るがどうしても観る事が出来ないトレベレス。
卑属だと嫌悪されたらどうなるのか、腕の中のアイラの体温、これが急になくなったらどうなるのか。
意気消沈したトレベレスは、小さく、蚊の鳴くような声でアイラに告げることしか出来なかった。
「・・・誓ってくれ。何があっても、オレから離れないと。頼むから」
「・・・」
それは本当にか細い声で、今にも倒れてしまいそうなトレベレスの精一杯の声だった。
沈黙のアイラ、苦悶の表情を浮かべながらそれでもトレベレスは震えながらアイラの髪に口づける。
途方もない恐怖に、トレベレスは包まれていた。
最も恐れていた事、それは愚行の露見である。
アイラに、知られたくない。
知られたら、自分を見る目がきっと変わってしまう。
アイラの愛する双子の妹を、どのような目に遭わせて来たのかが・・・知られるのがこれほどとは。
重苦しい空気、滴る汗、震える身体、それは自分の失態を認めていた。
この状態では万難を排して、先に進む事など出来るわけがない。
おまけにベルガーは、この機に自分を潰す気でいる。
幾つもの汗が、背筋を伝う。
思考回路が、何かに邪魔されて正常に動かない。
腕の中のアイラを留める為には、どう行動したら良いのか。
考えが、まとまらない。
凛とした声が、トレベレスの耳に届き一瞬、我に返る。
「マローに、会わせて下さい。腕を、離して下さい」
「離すと、戻ってこないだろう!? だから、離さない」
力を抜いて離れようとしたアイラを、渾身の力で抱き締め直すトレベレス。
トレベレスの身体の震えはアイラにも伝わった、怯えている様に気の毒になりアイラは困惑。
「あの、戻りますから。マローに会わせて下さい」
「駄目だ、きっと、離れていくから会わせられない」
更にきつく抱き締めるトレベレス、圧迫されアイラは思わず咳き込んだ。
慌ててトレベレスは力を緩めると、ゆっくりと背を擦る。
そういえば、風邪気味だと言っていたアイラ。
両手で口元を押さえ、涙目でトレベレスに寄りかかっているアイラ。
立ち上がったが気分悪そうにベッドに倒れ込んだ、マロー。
ベルガーは眉間に皺を寄せて双子を見比べ、ゆっくりとトレベレスに視線を移し。
「はっ! ・・・姉もか! 破滅と繁栄の子が同時に存在するのか!」
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ぎゃふん!
・・・ケータイで久々に撮ったからサイズがっ。
カラーにして(まて大きな事を)デジカメかスキャナでやり直すざます。
ちょっとこの絵は私的に気に入ったので、背景も入れたいざます。
ので、メールしておくざます、とりあえず。
ぴろりん
オフィは、電車で着ました。
電車が気になる、お年頃。
13、4歳設定につき(笑)。
オフィの地球服は、トーマと似たような感じです。
そう、トーマ出し忘れてたことに、今今気がついてしまいました、きゃー。
カラーにして(まて大きな事を)デジカメかスキャナでやり直すざます。
ちょっとこの絵は私的に気に入ったので、背景も入れたいざます。
ので、メールしておくざます、とりあえず。
ぴろりん
オフィは、電車で着ました。
電車が気になる、お年頃。
13、4歳設定につき(笑)。
オフィの地球服は、トーマと似たような感じです。
そう、トーマ出し忘れてたことに、今今気がついてしまいました、きゃー。
トモハルさんちのイメソン追加
http://www.youtube.com/watch?v=HbzS_lMaoqg&feature=related
早く収録CD発売を希望でーすー。
うわああああ、ラジオで流れたのでしょうか???
いいなー、この曲、いいなーっ。
ライブに???
少なくとも名古屋では流れてません(どどん)。
http://www.youtube.com/watch?v=bO14NKTFv64&feature=player_embedded
新曲のカップリングも気になるでーす。
・・・ところで、かうんたーが9って何故っ(微震)。
私
綾鷹たん
まぁるちゃん
みやちゃん
哀ちゃん
・・・しか、来ていないと思ってました。
早く収録CD発売を希望でーすー。
うわああああ、ラジオで流れたのでしょうか???
いいなー、この曲、いいなーっ。
ライブに???
少なくとも名古屋では流れてません(どどん)。
http://www.youtube.com/watch?v=bO14NKTFv64&feature=player_embedded
新曲のカップリングも気になるでーす。
・・・ところで、かうんたーが9って何故っ(微震)。
私
綾鷹たん
まぁるちゃん
みやちゃん
哀ちゃん
・・・しか、来ていないと思ってました。
あと7分です
慶太が出ますように
慶太が出ますように
慶太が出ますように
慶太が出ますように
慶太が出ますように
今CMでヴェルファイアの高級バージョンが。
・・・ほっしー!!!
自分では運転しませんが、彼氏の車として。
目指せ、ヴェルファイア。
※無理です
明日、仕事が休みになったので、日曜日の買出しをしつつ、残った時間で外伝4完結へ。
がんばろーっと!!!
日曜日は、ハロウィンパーティなので、魔女のコスプレでうろうろしてきます。
うきうき。
ブラックピースナウ着るだけですが。
慶太が出ますように
慶太が出ますように
慶太が出ますように
慶太が出ますように
今CMでヴェルファイアの高級バージョンが。
・・・ほっしー!!!
自分では運転しませんが、彼氏の車として。
目指せ、ヴェルファイア。
※無理です
明日、仕事が休みになったので、日曜日の買出しをしつつ、残った時間で外伝4完結へ。
がんばろーっと!!!
日曜日は、ハロウィンパーティなので、魔女のコスプレでうろうろしてきます。
うきうき。
ブラックピースナウ着るだけですが。
来週のおひとりさまは慶太がたくさんでるっぽい
http://ameblo.jp/kagimotoakira/image-10369335837-10281922642.html
素敵あっくん、いつも画像はパソコンに取り込んでますが、これは、とても素敵です。
関東地方では、土曜日にあっくんと宏宜君が出ている番組がやってます。
観たいです、誰かー(叫)!。
朝から半裸が拝めるそうで(と、ブログで確認)。
素敵ですね。
っていうか、一回目は沼津にいたとか。
・・・。
・・・。
今回は何処なんでしょう?
静岡なら別にすぐ行けるので、何処かで偶然擦れ違ったりとかしたいです。
※平日にうろつけません。
・・・いいなー・・・。
こういうとき、東海はホント、駄目駄目ですねー・・・。
という、金曜日の独り言。
金曜日は、自分時間を充実の日なのです。
ふへへ。
素敵あっくん、いつも画像はパソコンに取り込んでますが、これは、とても素敵です。
関東地方では、土曜日にあっくんと宏宜君が出ている番組がやってます。
観たいです、誰かー(叫)!。
朝から半裸が拝めるそうで(と、ブログで確認)。
素敵ですね。
っていうか、一回目は沼津にいたとか。
・・・。
・・・。
今回は何処なんでしょう?
静岡なら別にすぐ行けるので、何処かで偶然擦れ違ったりとかしたいです。
※平日にうろつけません。
・・・いいなー・・・。
こういうとき、東海はホント、駄目駄目ですねー・・・。
という、金曜日の独り言。
金曜日は、自分時間を充実の日なのです。
ふへへ。
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