別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。
いい加減整理したい。
※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。
絶対転載・保存等禁止です。
宜しくお願い致します。
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次は、マダーニ達です。
でデズ達が人間になります。
ほんでもって、ようやくアサギがトランシスに会いに行きます。
で、デートが始まります。
でデズ達が人間になります。
ほんでもって、ようやくアサギがトランシスに会いに行きます。
で、デートが始まります。
ミノルの悲鳴にトモハルが振り返ると、人間だったらしい生物の頭から、先程よりも短い触手がはみ出している奇っ怪な生物が六体程歩いてきていた。
「貧乏くじ引いたかな?」
「下よりマシだと願おうよ!」
直視すると、脳らしきものがはみ出ていて嘔吐しそうになる。なるべく見ないで済むように、一斉に魔法を唱えた。
「もう人間じゃないから、手加減なしで行こうっ」
自棄糞気味に叫んだトモハルを落ち着かせるように、エレンが肩に乗る。「私が目になります、指示を出した方向に放ってください」仲間の死を見てきたエレンにとって、人間だったかもしれない生物を見ることに抵抗はなかった。戦場では、人間の内蔵も転がっていたからだ。耳だけをそいだり、皮膚をはがしたりして喜ぶ人間もいた。見るたびに共存は出来ないな、と蔑んでいた。
火炎の魔法で撃退しているが、一体何処から出てきたのか。気がついたら後方にいたのだが、一体ならばともかく六体もいたら足音や物音でもしそうではないか。
次々に燃えて倒れこむ謎生物を見つつ、一掃出来たので喜んだのも束の間。低い呻き声と共に今度は右から現れた。
「どーなってるんだよ! ゲームに出てくるゾンビだよ、これじゃ!」
ミノルの悲鳴を聞きながら、ダイキは「合ってる気がする」と引きつった表情で再び魔法を放つ。弾切れしない武器が欲しい、と心底思った。魔法の詠唱は、力を消耗する。これが続くなら剣で斬りつけなければならないが、出来れば接近戦は避けたかった。唯一、魔法剣を所持しているケンイチだけが、疲労せずに戦える。
「この剣、限界があるのかな? 大丈夫かな? 使いすぎで壊れたりしないよね?」
切羽詰った声を出すが、皆同時に「マジそれ勘弁!」と声を荒げる。
エレンも風の魔法で押し戻しているが、やはり火炎の方が効果があった。
「下、苦戦しているな」
デズデモーナがそう呟き、クレシダが困惑して旋回する。指示通り、今彼らを背に乗せるべきだろうか。出来れば主であるトビィ以外は乗せたくはないのだが、仕方がない。
先にデズデモーナが建物ギリギリまで近づき、自分が降りられそうな場所へと誘導する為叫ぶ。
「勇者よ、こちらへ!」
「ありがとう! 皆、急ごう!」
気づいたトモハルが、デズデモーナを追いかけるように指差す。走り出した最後尾をトモハルが走り、エレンが後ろからの奇襲に備えて、後ろ向きに肩に乗りつつ風の魔法で距離をとる。
「エレン、ありがとう。後ろは任せた」
「いいえ、これくらいならば」
安心してトモハルは前を見据えた、クレシダとデズデモーナに避難出来れば、一安心だ。村から出て、一気に駆け抜ければ大丈夫だろうが、そう上手くいかない。
「来たー来た来た来た来た来たー!」
ミノルのふざけているような悲鳴に、顔を引きつらせる。前方から十以上の生物が押し寄せてきていた、ここを抜けねばならない。
「何処から出てくるんだよ! おかしいだろ!?」
走った為、疲労している。上手く魔法が詠唱出来ない、ミノルをすり抜けてケンイチが先頭に躍り出る。魔法剣を振るって、必死に応戦した。
「呼吸整えて! それまで持ちこたえてみせるよ」
「わりぃ!」
大剣を両手で構え、神経を集中させる。魔法が使えないが、この剣は扱えたことに感謝した。そしてこれを預けてくれたバリィを思い出して唇を噛み締める、彼のようになりたいと羨望した。
そんなことになっているとは知らないアサギ達は、地下を進む。誰が掘ったのか、地下道が出来ていた。あの家の地下から一方通行かと思えば、左右に分かれている。
「どっちに行くぐ」
「……左へ行きます」
少しの沈黙の後、アサギは迷わず答えた。誰も異を唱えず左へ向かうが、その際にアサギは壁に光を灯した。手にしている杖の光を球体にして、まるで電球のようにそこに置いたのだが、バジルが感心する。
「素晴らしいですね、そのような魔法初めて拝見しました」
「今初めて使ってみました」
「なんと」
「貧乏くじ引いたかな?」
「下よりマシだと願おうよ!」
直視すると、脳らしきものがはみ出ていて嘔吐しそうになる。なるべく見ないで済むように、一斉に魔法を唱えた。
「もう人間じゃないから、手加減なしで行こうっ」
自棄糞気味に叫んだトモハルを落ち着かせるように、エレンが肩に乗る。「私が目になります、指示を出した方向に放ってください」仲間の死を見てきたエレンにとって、人間だったかもしれない生物を見ることに抵抗はなかった。戦場では、人間の内蔵も転がっていたからだ。耳だけをそいだり、皮膚をはがしたりして喜ぶ人間もいた。見るたびに共存は出来ないな、と蔑んでいた。
火炎の魔法で撃退しているが、一体何処から出てきたのか。気がついたら後方にいたのだが、一体ならばともかく六体もいたら足音や物音でもしそうではないか。
次々に燃えて倒れこむ謎生物を見つつ、一掃出来たので喜んだのも束の間。低い呻き声と共に今度は右から現れた。
「どーなってるんだよ! ゲームに出てくるゾンビだよ、これじゃ!」
ミノルの悲鳴を聞きながら、ダイキは「合ってる気がする」と引きつった表情で再び魔法を放つ。弾切れしない武器が欲しい、と心底思った。魔法の詠唱は、力を消耗する。これが続くなら剣で斬りつけなければならないが、出来れば接近戦は避けたかった。唯一、魔法剣を所持しているケンイチだけが、疲労せずに戦える。
「この剣、限界があるのかな? 大丈夫かな? 使いすぎで壊れたりしないよね?」
切羽詰った声を出すが、皆同時に「マジそれ勘弁!」と声を荒げる。
エレンも風の魔法で押し戻しているが、やはり火炎の方が効果があった。
「下、苦戦しているな」
デズデモーナがそう呟き、クレシダが困惑して旋回する。指示通り、今彼らを背に乗せるべきだろうか。出来れば主であるトビィ以外は乗せたくはないのだが、仕方がない。
先にデズデモーナが建物ギリギリまで近づき、自分が降りられそうな場所へと誘導する為叫ぶ。
「勇者よ、こちらへ!」
「ありがとう! 皆、急ごう!」
気づいたトモハルが、デズデモーナを追いかけるように指差す。走り出した最後尾をトモハルが走り、エレンが後ろからの奇襲に備えて、後ろ向きに肩に乗りつつ風の魔法で距離をとる。
「エレン、ありがとう。後ろは任せた」
「いいえ、これくらいならば」
安心してトモハルは前を見据えた、クレシダとデズデモーナに避難出来れば、一安心だ。村から出て、一気に駆け抜ければ大丈夫だろうが、そう上手くいかない。
「来たー来た来た来た来た来たー!」
ミノルのふざけているような悲鳴に、顔を引きつらせる。前方から十以上の生物が押し寄せてきていた、ここを抜けねばならない。
「何処から出てくるんだよ! おかしいだろ!?」
走った為、疲労している。上手く魔法が詠唱出来ない、ミノルをすり抜けてケンイチが先頭に躍り出る。魔法剣を振るって、必死に応戦した。
「呼吸整えて! それまで持ちこたえてみせるよ」
「わりぃ!」
大剣を両手で構え、神経を集中させる。魔法が使えないが、この剣は扱えたことに感謝した。そしてこれを預けてくれたバリィを思い出して唇を噛み締める、彼のようになりたいと羨望した。
そんなことになっているとは知らないアサギ達は、地下を進む。誰が掘ったのか、地下道が出来ていた。あの家の地下から一方通行かと思えば、左右に分かれている。
「どっちに行くぐ」
「……左へ行きます」
少しの沈黙の後、アサギは迷わず答えた。誰も異を唱えず左へ向かうが、その際にアサギは壁に光を灯した。手にしている杖の光を球体にして、まるで電球のようにそこに置いたのだが、バジルが感心する。
「素晴らしいですね、そのような魔法初めて拝見しました」
「今初めて使ってみました」
「なんと」
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