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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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「どうしたら、好きになってもらえますか」

アミィ・グンター

トリュフェ・バーべ

トロワ・バーべ

リアン・フリート

ベッカー・フローバル

修正中(’’)

「ごめんなさい」

 声が聴こえた。ゆっくりと瞳を開き、瞬きをする。小さくベッドの中で伸びをして、欠伸をした。
 窓の近くで小鳥が鳴いている、アミィはするりとベッドから這い出ると、窓へ近づき静かに開く。

「おはよう!」

 応えるかのように、鳥達が一斉に振り向いて鳴いた。柔らかな笑みを浮かべるとアミィは差し込んでくる太陽の光を浴びながら、深呼吸をして伸びをする。なんら変わらない光景だった、穏やかな小さな村の日常的な朝である。アミィは直様家を飛び出した、村を駆け回っている鶏達に混じってバケツを片手に向かう先は、村の中心部にある井戸である。冷たくて美味しい、村の生活を維持する為に必要な水だった。溢れ出ている水は涸れることなく、他の村人達もバケツに汲んで戻っていく。
 アミィは、一人暮らしだった。両親は数年前亡くなり、以来一人で暮らしている。今年で15歳になるアミィは、村人達に助けられながら一通りの仕事をこなして生活している。 豊かな新緑色の柔らかく艶やかな髪に、大きな瞳は美しい深緑色。軽く頬を桃色に染めて、熟れたさくらんぼの様な唇を持ち。まるで少女達の夢物語、御伽噺の中のお姫様のような容姿。その愛くるしい顔立ちは、見る者全てを魅了してしまうと言っても過言ではない。華奢な容姿で誰からも愛されていたアミィは、特に何もせずとも、誰かが手伝ってくれたので不自由はしていなかった。

「バケツ貸して」

 井戸から汲み終えると目の前に幼馴染が立っていて、手を伸ばしている。リアンという黒髪の少年だ、アミィと同じ歳で背格好も似ていた。バケツを持って貰い歩いていくと、更に声をかけられる。

「おはようアミィ、朝食を食べていけって父さんが。おいで」
「おはようアミィ、一緒に朝食を食べよう。今日はオレが燻した肉つきだ」

 双子のトリュフェとトロワだ、兄であるトリュフェが短髪で、弟のトロワが長髪。二人とも見事なまでの紫銀の珍しい美しい髪である、弟のトロワのほうが背が高く落ち着いているが二人とも整った顔立ちをしていた。五つ年上の二人がアミィに寄り添う。

「おはよう、アミィ。今日は森へ入るが一緒に来ないか」

 双子の家の手前に現れたのはベッカーだ、代々村に住んでいたアミィ達とは違い、最近都会から引っ越して来た紳士的な男である。深緑の短髪と、鋭い瞳が特徴の男で一度妻を亡くしたという噂がある。三十近い男だが、引き締まった筋肉は衰えなど感じさせないほど若々しく逞しい。
 山奥の小さな村だった、あるのは自然の恵みのみで、他にはなにもない。それが最高の贅沢であるが、そんな村で五人の男女は暮らしていた。
 誰もが知っている、このまま共に過ごすことは出来ないと。何処かで均衡が崩れると解っていた。それでも引き伸ばし、最悪の事態を免れ、最上の生活を先延ばしにし暮らしている。
 四人の男が欲したのは、アミィ。村の人気者、美しい娘、気立ての良い娘、隣にいると抱き締めたくなる娘。
 愛しい女。
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