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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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Image015.jpg一番最初に撮ったプリクラ。
何処を見ていいのか解らないので、カメラを見ていないマビル。

ちなみに、本編だと今は四章です。
本編バージョンを次で載せてみたいと思います。
載せないと、トモハルが何を考えているのかわからないからっ。

気づいてらっしゃると思いますが、マビルのことをアサギだとは思っておりませんー。
ついでに。

・・・続く。
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テスト。

明日は整体ー。
楽しみー♪

「それでも未だ不安だというのなら、手っ取り早く結婚しよう」

離れようとしないアサギに、頭を撫でつつそう言った。
結婚?
首を傾げてじっとギルザの瞳を見つめるアサギ。
結婚。

「結婚。アサギ・L・Dから、アサギ=レイに名前が変わるんだ」
「アサギ=レイ」

 

寝室、二人が寝るにしては小さなシングルベッドの上。
横になっているギルザの傍らで、小さく丸まっていたアサギは戸惑いがちに腕を伸ばした。

「どうした?」

アサギの様子が普段と違う事に逸早く気づくギルザ、泣きそうな顔をアサギを抱き寄せる。

「また、変におかしな事考えているのか?」

苦笑いでアサギの髪を撫でる、軽く溜息を吐く。
意を決してアサギは重い口を開いた、出来れば言いたくなかったのだが。
※ノル会議室にいないと意味が解らないと思います

後方のギルザと、前方のギルザ。
どちらかが本物で、どちらかが偽者。
アサギは軽く唇を噛み締め、息をゆっくり吸い込む。

「・・・アサギが大事に育てた『ぎるざ』は、こんな悪いことしないのですよ」

夫のギルザならするけど、と小さく付け加える。
前方のギルザに両手首を片手で持たれてしまっている時点で、アサギが自由に出来るのは両足のみ。
嫌ならば、蹴り上げてでも逃げるべきだろうが、無理な話だ。
ホムンクルスだろうが、ギルザの容姿である、アサギには手を(足を)上げられない。
ので、お利巧で大人しいはずのホムンクルスに言い聞かせるように優しく語る。

「こら、ギルザっ。こういう時にふにふにしちゃダメなのですよっ」
「えー」

後方ギルザは軽く笑いながら、『いつものように』じゃれて来る訳で。

「・・・こんな悪いことって・・・どんなこと?」

前方ギルザが喉の奥で笑って髪を撫でる、その意地悪な問いかけに、アサギは言葉を詰まらせた。
待って、どっちが本物ですか!?
どちらも、ギルザの対応そのものだった、そんなはずはない。

「悪いことって、どんなことだ?」
「言ってみて、どんなこと?」

・・・二人が、笑う。
不味い、非常に不味い。
アサギは唇を噛み締めると、我に返った。
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