星を、買う

雑誌見ながらあなたが言った
見ていた先は「星に名前がつけられる」権利が買えるページ

「凄いな、これ！」

興奮気味に雑誌を見つめるあなたの隣
私は軽く笑っていた

「二人が籍を入れた日に、お互いの名前の星を買おうか」
「後、子供が産まれたら、一人ずつ星を買って子供の名前をつけてな！」

私とあなたの名前の星
子供達の名前の星

素敵な素敵な物語。
夢は、見るのではなくて、叶えよう。 

羨

女は小説を閉じた
何度これを読んだだろう
そのたびに、女は思っていた

「主人公が、羨ましい」

そう思っていた
思ってはいけないことだろうが、何年経っても羨ましい

本を閉じて棚にしまう
ねぇ。
だって、主人公は。
とても、とても、幸せだった。

ねぇ。
私は。
彼女を超える幸せを手に入れられる？

最近、とても自信がない。
なんでだろう

何か一つ

気が付いたら隣にあなたがいました
あなたが私を見つめていてくれる
それだけで私は幸せでした
何も恐れることもなく
ただただ幸福な日々が続いていました

進むのに勇気を与えてくれて
立ち止まったら背中を押してくれる
泣きそうになったら抱きしめて
そして私は貴方の為だけに笑う

そんなあなただから私は
「何か一つだけ選べ」
と誰かに言われたら、迷わずに
あなたを選ぶんです。
ずっとあなたを探し続け
ずっとあなたを待ち続け
ずっとあなたを求め続け
ずっとあなたを欲する

どうかお願い私の隣から消えないで下さいね

※２００４・４

どうかお願い、消えないでくださいね。
大丈夫だよ、過去の私。
ギルザと彼氏はちゃんと今も、ずっと居てくれているよ。

理想の女の子

過去からの因縁
未来への伝言

好きな人に嫌われないように傍に居たい
好きな人の邪魔にならないように祈り続けたい
特別な力なんていらなくて普通でありたい
好きな人の役に立ちたい

ちょっと思考が変わったみたいです
もし、好きな人が自分のことを好きだと言ってくれたなら
それはとても胸をはってもいいことで
そんな自分を嫌いだと言っては好きな人に失礼なので

自分のことを大事にして
自分のことを好きになって
自分が少しでも可愛くなれるように言い聞かせる
自分に魔法をかける

理想の女の子は
自分のことが好きだ、と言える女の子

※２００４・５

だから、ギルザと背後彼氏にありがとう。
ね。

?

私が貫き通したかったものが、音もなく崩れ去ったと思う
今までの私はなんだったんだろうと、思ってしまった
全く届いていなかった
それがとても悔しくて、泣いた

恋人同士って、信じあうものだと思うのだけど
信じるものだと思うのだけど
自分で勝手に決め付けてしまうのはどうなんだろう

少しくらいは、見守って欲しい
少しくらいは、思い直して欲しい
少しくらいは、信じて欲しい
少しくらいは、我慢して欲しい

私の中で、音もなく壊れたものがあるのよ
あなたは気が付かないだろうけれど