[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
しわ寄せ修正間に合わずー。
一週間経過したので、慌てて投稿してみましたー。
・・・いつのまに1900超えしていたんだろう・・・。
やはり、読んでくださる方がいるとわかると、嬉しいですねー♪
頑張って書かなきゃ!!
29話:艶色の乱花~マビル・ルッカ・シィーザ
気合だ・・・(ごごごごごごご)
「少し待っていてくれないか? 今私の部屋への転送陣を創るから」
ハイは上機嫌でアサギを手頃な岩の上に下ろし、そのまま座らせると頭を躊躇いがちに撫で。
懐から取り出した小瓶やら妙な薬草やらを、地面に設置し始めた。
小瓶の粘り気のある液体で地面に円を描き、軽く呪文を唱える。
アサギは一人、岩の上で咳き込んでいた。
というのも、先程から窒息しそうなくらい胸に押し付けられて、呼吸がままならなかった為である。
酸素が脳に不足中、涙を瞳に浮かべて朦朧とする意識の中で、必死で頭を働かせていた。
この人は『魔王・ハイ』らしい。
・・・ということが判っているのだが、何故自分が攫われたのか検討がつかなかった。
勇者を攫って何か得が? 殺せば良いのに、殺さない。
では、魔王ではないのでは?
そうでないにしろ、自分を連れ去って仲間達に何やら呪文を放っていたのは、事実。
一体ここは、何処だろう?
そう長く走ったわけではない、森の中。
路に出る事さえ出来れば、仲間達と合流できる筈である。
幸いにも、先日の戦闘が原因でトビィに、武器を常に所持しておくように、と言われていた。
故に、今こうして左の腰には剣が装着されている。
いざとなれば・・・戦える。
アサギは鼻歌しつつ、未だに陣を創っているハイを軽く睨みつけて、その場をゆっくりと離れていった。
「ゆ、勇者が攫われた、なんて聞いたことないよ! 冗談じゃない、早く逃げないとっ」
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |