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別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。 いい加減整理したい。 ※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。 絶対転載・保存等禁止です。 宜しくお願い致します。
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しわ寄せ修正間に合わずー。
一週間経過したので、慌てて投稿してみましたー。
・・・いつのまに1900超えしていたんだろう・・・。

やはり、読んでくださる方がいるとわかると、嬉しいですねー♪
頑張って書かなきゃ!!

29話:艶色の乱花~マビル・ルッカ・シィーザ

気合だ・・・(ごごごごごごご)


「少し待っていてくれないか? 今私の部屋への転送陣を創るから」

ハイは上機嫌でアサギを手頃な岩の上に下ろし、そのまま座らせると頭を躊躇いがちに撫で。
懐から取り出した小瓶やら妙な薬草やらを、地面に設置し始めた。
小瓶の粘り気のある液体で地面に円を描き、軽く呪文を唱える。
アサギは一人、岩の上で咳き込んでいた。
というのも、先程から窒息しそうなくらい胸に押し付けられて、呼吸がままならなかった為である。
酸素が脳に不足中、涙を瞳に浮かべて朦朧とする意識の中で、必死で頭を働かせていた。
この人は『魔王・ハイ』らしい。
・・・ということが判っているのだが、何故自分が攫われたのか検討がつかなかった。
勇者を攫って何か得が? 殺せば良いのに、殺さない。
では、魔王ではないのでは? 
そうでないにしろ、自分を連れ去って仲間達に何やら呪文を放っていたのは、事実。
一体ここは、何処だろう?
そう長く走ったわけではない、森の中。
路に出る事さえ出来れば、仲間達と合流できる筈である。
幸いにも、先日の戦闘が原因でトビィに、武器を常に所持しておくように、と言われていた。
故に、今こうして左の腰には剣が装着されている。
いざとなれば・・・戦える。
アサギは鼻歌しつつ、未だに陣を創っているハイを軽く睨みつけて、その場をゆっくりと離れていった。

「ゆ、勇者が攫われた、なんて聞いたことないよ! 冗談じゃない、早く逃げないとっ」

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