別サイトへ投稿する前の、ラフ書き置場のような場所。
いい加減整理したい。
※現在、漫画家やイラストレーターとして活躍されている方々が昔描いて下さったイラストがあります。
絶対転載・保存等禁止です。
宜しくお願い致します。
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時期:
ESにマビルが行ってない時で、アサギの自宅にまだクレシダが居た頃の話
おおまかなあらすじ:
トランシスさんは、要注意人物なので天空城に監禁されているのですよ。
ESにマビルが行ってない時で、アサギの自宅にまだクレシダが居た頃の話
おおまかなあらすじ:
トランシスさんは、要注意人物なので天空城に監禁されているのですよ。
爆音。
阿鼻叫喚の混乱の場に立ち上る一筋の煙、その場に居た者達は一斉に戦闘態勢に入った。
たまたま居合わせてしまったことに舌打ちし、マビルは手にしていた武器・フィリコを構えて煙の中を見据える。
「・・・どうしてお前がそれを持ってるんだ?」
煙の中から声が聞こえ、瞬時にマビルは鞭を振るうと魔法の詠唱に入るのだが、鞭の手ごたえが全く無い。
後方でトモハルの叫び声が聞こえ、我に返ると。
「かはっ!?」
「それはオレのアサギの武器だろう? どうしてお前が持っているんだと聞いている」
何時の間に移動したのか目の前にトランシス、右手で首を掴まれ持ち上げられていた。
宙に浮いた足でトランシスを蹴る、が力が入らないので全く相手は怯まない。
それどころか右手に更に力が込められ、マビルはその手からフィリコを手放してしまった。
「が・・・あ・・・っ」
「質問に答えろ、マビル」
答えようにも首がしまって、返答出来るわけがない。
意識が遠のく中、唇から唾液が、瞳から涙が流れ落ちて行く。
「離せよっ」
突進してきたトモハル、目もくれずに手にしていたフレイムソードを利き手ではない左で操り攻撃を受け止めた。
トモハルの武器・セントガーディアンが眩い光を放ちながら、フレイムソードと激しくぶつかる。
「マビルを離せよっ」
大きく振り被って渾身の一撃を叩き込もうとするのだが、難なくトランシスはトモハルの懐に入り込むと顔面を殴りつけた。
勢い良く吹き飛ばされ、壁に叩きつけられるトモハルに、天空人が慌てて近寄ると回復魔法を施した。
『聖姫』マビル、瀕死。
『勇者の要』トモハル、重症。
誰かがマビルを救わないと、本当にトランシスは彼女を殺すだろう。
だが、現時点で対等に戦える二人がこの状態だ、今は一刻も早く他の誰かを援護に呼ばねばならない。
祈る気持ちでその場に居た全員が、重々しく開く扉を見た、そう、開いたのだ。
「トビィ殿!」
一人が叫ぶ、歓喜の声を上げ、徐々に騒ぎが広がる。
無表情で歩いてくるトビィと、後方に控えているデズデモーナ、オフィーリア。
トビィと違い、二人の表情は険しく憎悪を隠していない。
「遅いよ、トビィ」
「いちいちお前に付き合っていられないんだが?」
嬉しそうに凶器の笑みを浮かべるトランシス、新しい対象が出来たので、飽きたのかマビルを地面に放り投げると右手で剣を構えた。
瞬速でトビィが姿を消す、トランシスの後方から鋭く真横に剣を振るうが、羽がはえているかのように優雅にトランシスは避けて笑った。
が、トビィの目的は別だ、デズデモーナにマビルを救出させ、離れた場所へと移動させたかった。
トランシスから離れた場所でマビルを抱き起こし、駆け寄った天空人が数人掛りで回復魔法を施す。
トビィはそれを確認すると間合いを取りながらその場へと向かって行き、合流する。
「くはっ! っ、はぁはぁ・・・。あんのヤロー・・・」
むせながら息を吹き返し、口元を拭うとマビルは誰の手も借りずに起き上がった。
腹部を押さえながら、憎らしげにトランシスを見つめる。
「油断するな」
「うっさい、トビィ! ちょっと気を抜いただけっ」
「戦えるな? 封印を施す」
「当然」
二人は並んで武器を構えた、
※つづくっ
阿鼻叫喚の混乱の場に立ち上る一筋の煙、その場に居た者達は一斉に戦闘態勢に入った。
たまたま居合わせてしまったことに舌打ちし、マビルは手にしていた武器・フィリコを構えて煙の中を見据える。
「・・・どうしてお前がそれを持ってるんだ?」
煙の中から声が聞こえ、瞬時にマビルは鞭を振るうと魔法の詠唱に入るのだが、鞭の手ごたえが全く無い。
後方でトモハルの叫び声が聞こえ、我に返ると。
「かはっ!?」
「それはオレのアサギの武器だろう? どうしてお前が持っているんだと聞いている」
何時の間に移動したのか目の前にトランシス、右手で首を掴まれ持ち上げられていた。
宙に浮いた足でトランシスを蹴る、が力が入らないので全く相手は怯まない。
それどころか右手に更に力が込められ、マビルはその手からフィリコを手放してしまった。
「が・・・あ・・・っ」
「質問に答えろ、マビル」
答えようにも首がしまって、返答出来るわけがない。
意識が遠のく中、唇から唾液が、瞳から涙が流れ落ちて行く。
「離せよっ」
突進してきたトモハル、目もくれずに手にしていたフレイムソードを利き手ではない左で操り攻撃を受け止めた。
トモハルの武器・セントガーディアンが眩い光を放ちながら、フレイムソードと激しくぶつかる。
「マビルを離せよっ」
大きく振り被って渾身の一撃を叩き込もうとするのだが、難なくトランシスはトモハルの懐に入り込むと顔面を殴りつけた。
勢い良く吹き飛ばされ、壁に叩きつけられるトモハルに、天空人が慌てて近寄ると回復魔法を施した。
『聖姫』マビル、瀕死。
『勇者の要』トモハル、重症。
誰かがマビルを救わないと、本当にトランシスは彼女を殺すだろう。
だが、現時点で対等に戦える二人がこの状態だ、今は一刻も早く他の誰かを援護に呼ばねばならない。
祈る気持ちでその場に居た全員が、重々しく開く扉を見た、そう、開いたのだ。
「トビィ殿!」
一人が叫ぶ、歓喜の声を上げ、徐々に騒ぎが広がる。
無表情で歩いてくるトビィと、後方に控えているデズデモーナ、オフィーリア。
トビィと違い、二人の表情は険しく憎悪を隠していない。
「遅いよ、トビィ」
「いちいちお前に付き合っていられないんだが?」
嬉しそうに凶器の笑みを浮かべるトランシス、新しい対象が出来たので、飽きたのかマビルを地面に放り投げると右手で剣を構えた。
瞬速でトビィが姿を消す、トランシスの後方から鋭く真横に剣を振るうが、羽がはえているかのように優雅にトランシスは避けて笑った。
が、トビィの目的は別だ、デズデモーナにマビルを救出させ、離れた場所へと移動させたかった。
トランシスから離れた場所でマビルを抱き起こし、駆け寄った天空人が数人掛りで回復魔法を施す。
トビィはそれを確認すると間合いを取りながらその場へと向かって行き、合流する。
「くはっ! っ、はぁはぁ・・・。あんのヤロー・・・」
むせながら息を吹き返し、口元を拭うとマビルは誰の手も借りずに起き上がった。
腹部を押さえながら、憎らしげにトランシスを見つめる。
「油断するな」
「うっさい、トビィ! ちょっと気を抜いただけっ」
「戦えるな? 封印を施す」
「当然」
二人は並んで武器を構えた、
※つづくっ
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