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だから、常に字数制限ぎりぎりで投稿している私が、あんなことをしたのですよー。
「もう‥‥分かんねぇや‥‥。」
大人しく話を聞いていたのだが、軽く唇を噛み締める。
弱々しいアル、呆然と真昼は見上げて手を強く握り返す。
暫しの沈黙の後、真昼は不意に立ちはだかる様にアルの前に立った。
見ていられない。
初めて見た、いや、もしかすると真昼にだけ見せてくれたのかもしれない、そんなアルに。
背伸びして、空いた手で強引にアルの首を持ち、引き寄せるとそのまま怒った様な表情で。
「・・・あたしが好きになったアルは、そんな弱々しくないんだからっ」
微かに涙目で間近でそう言い放った後、無理やり唇を合わせる。
繋いでいた手を振りほどいて、両手でアルの頭部を押さえつけ、道の真ん中で真昼は数分、ただひたすら口付けを。
これまで、『キス』という行為が然程真昼にとって重要な行為ではなかった、故に、不慣れである。
それでも、夢中でこの湧き上がった熱い想いをアルへと届けたいが為に、真昼なりに頑張ったのだ。
噛み付くようにアルの下唇を挟み舌で形を確認するように嘗めると、次いで上唇を挟み、同じ様に舌で嘗めた。
それを何度か繰り返すと、閉じていたアルの唇が微かに緩んだ為、一気に舌を進入させる。
ここまで来たら、もはや戸惑いも躊躇いも何もあったものではない、何かに押されるように、無意識で舌を動かした。
「・・・んっ・・・っ」
不慣れなので歯がぶつかる、カチ、と音が時折聞こえるがお構いなしだ。
キスしたいと思ったから、した。
やり方なんて、よく解らない、が、内に留まる蟠りを吐き出したくて、深く舌を挿入する。
呼吸の仕方もままならない、時折唇を離して短く息を吸い込むと、何度もぶつけるように口付ける。
舌を動かす、とりあえず、動かす。
アルの舌に触れて、一瞬身体を引き攣らせたが覚悟を決めると絡め始めた。
それは、上手なキスでは全くなかった。
ただ、乱暴なだけのキスだった。
それでも、真昼にとっては重大なキスだった。
初めて、自分から、長い間懸命にキスをしていたのだから。
「あのねぇ、考えすぎなの、アルはっ。アルはとても強いでしょ、ちゃんと自分で悪魔の幻覚から逃れて戻ってこられたでしょっ。そして、とっても優しい人なんだからねっ。強くて優しいから、そんな風に考えすぎて穴から出られないのかもしれないけど、あたしはっ。・・・このあたしが惚れたアルフレッド・ジーン・ヒエレウスは、そんなことで弱音吐かないもん!」
再度、多少乱暴に口付け。
「・・・おうち、帰るよ。こういうときは、早く眠るの」
赤面して、そのまま引っ張って歩き出す。
「・・・好きなの。アルのことがとっても好きだから、見てらんないの、そんなアルはっ」
※真相(笑)
おねーちゃんの、アサギは相当キスが上手いらしーです。
でも、ギルザのほうが一段と上手いのだそーですよ。
・・・という、情報でした(マテ
‥‥こんな背景あったら、夜に添い寝なんてした日にゃ『???』になってますね(爆死
と、言うか‥‥ええ。
(アルの認識では)マビルさんとの初めてのキスがそんなキスだったなんてっ‥‥orz
確実に100%覚醒してますよ(瀕死
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